やっぱりまた観たくなる 私の往年の好き映画はこれ!
好きな映画は沢山あります。新旧併せて年に300本ぐらいは映画を観るので、好きな映画はどんどん積み増しされますが、往年の好き映画と言えば、やっぱり私はこの映画!💯点満点!
🎦ニューシネマパラダイス🎦
1986年 イタリア
インターナショナル版:124分
完全オリジナル版:175分
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
出演:フィリップ・ノワレ(アルフレード) 、 ジャック・ペラン (中年期のトト)、 サルバトーレ・カシオ (幼少期のトト)、 マルコ・レオナルディ (青年期のトト) マリオ・レオナルディ 、
アニェーゼ・ナーノ 、 レオポルド・トリエステ
この映画がお気に入りの方は沢山いることでしょうから、今さらあらすじを言うまでもないとは思いますが、一応あらすじを記しておきます。
あらすじ(allchinemaより)
シチリアの小さな村にある映画館パラダイス座。そこで青春時代を過ごした映画監督サルヴァトーレが、当時、慕っていた映写技師アルフレードの訃報を聞き、故郷に帰ってくる。そして、少年時代、青年時代の思い出に浸っていたサルヴァトーレが受け取ったアルフレードの形見には、映画への愛とアルフレードの想いがぎっしり詰まっていた……。弱冠29歳のトルナトーレ監督が、映画を愛する全ての人に贈る感動編。劇場とフィルムにまつわるエピソードはどれも楽しく、その中で展開される悲喜こもごもの人生模様。エンニオ・モリコーネの切なくも美しいメロディに包まれて迎える、映画の持つ“力”が具現化されたクライマックスは、涙なくして観られまい。かなり印象を異にする3時間完全オリジナル版もあるが、はっきりいってこちらだけで十二分である。 |
このあらすじに書いてある内容は、私の言いたいことすべてが詰まっているので、敢えて書く必要もない気がしますが(笑)、アルフレードとサルヴァトーレ(通称・トト)のそれぞれの悲喜こもごもの人生模様が情緒溢れるタッチで描かれていて、どの場面を切り取っても私には感動しかない作品です。
映画評論家のおすぎさんが、バスタオルを持って映画館に行ってね、と言っていた通り、私は映画館で人目もはばからず、かつて無いほどに号泣したものです。
本作は1986年に映画館で上映されたインターナショナル版と追加エピソードが組み込まれた完全オリジナル版があります。allchinemaに書かれているように、私も124分のインターナショナル版の方が好きです。完全オリジナル版は、アルフレードの葬儀のために帰郷したトトが、青年期の恋人エレナ(「禁じられた遊び」で少女を演じたブリジット・フォッセーが中年期のエレナを演じています)と再会し、束の間の逢瀬をするエピソードが追加されています。正直、このパートは全くいらなかったと私は思っています。トルナトーレ監督も、劇場版ではこの部分をカットしたということは、尺の問題もあるのでしょうけど、ご本人も不要と考えたのではないのでしょうか?
そして本作には沢山の名言が出てきます。
- 客席が満員になってお客が楽しんでいると自分も楽しくなる。人が笑うのが嬉しい。自分が笑わせてる気がする。お客の悩みや苦労を忘れさせる。それが好きだ。(映写技師であるアルフレードの言葉。映画の本質が語られていますね)
- 自分のすることを愛せ、子供の時映写室を愛したように(悩み多い青年期になったトトにアルフレードが言う言葉)
- お前の話は聞きたくない。お前の噂が聞きたい。(村を出たら成功するまで帰ってくるな、というアルフレードの最高の愛情の言葉です)
アルフレードの言葉には蘊蓄があり、ぐっとくるものがありますね。
モリコーネのあの名曲と共に流れるキスシーンだけを繋いだフィルムが流れるラストシーン。何故キスシーンなのかということは、ぜひ本編を見て確かめて頂きたいです。
アルフレードの訃報を聞いても、葬儀の場でも、決して涙を見せなかったトトが、初めて涙を見せるシーンに、私も涙が止まりませんでした。何度見ても泣いてしまいます。
キスシーン集の映画タイトルを調べているサイトがあったので、そこから転記させて頂きました。(DISCASにレンタルがある作品は作品名をクリックするとレンタルページに飛びます)
01.「にがい米」Riso Amaro (1949 伊) (Bitter Rice)
02.「ヒズ・ガール・フライデー」His Girl Friday (1940)
03.「ならず者」The Outlaw (1943)
04.「カルメーラ」Carmela(1942)
05.不明
06.「にがい米」Riso Amaro (1949 伊) (Bitter Rice)
07.「郵便配達は二度ベルを鳴らす」Ossessione(1943:伊ver)
08.「黄金狂時代」The Gold Rush (1925)
09.「ロビンフッドの冒険」The Adventures of Robin Hood (1938)
10.「にがい米」Riso Amaro (1949 伊) (Bitter Rice)
11.「年上の女」Room at the Top (1959)
12.「熱砂の舞」The Son of the Sheik (1926)
13.「素晴らしき哉、人生!」It’s A Wonderful Life (1946)
14.不明
15.不明(俳優はトト・ミニョネ?アントニオ・デ・クルティス?)
16.「ベリッシマ」Bellissima(1952)
17.「揺れる大地」La Terra Trema (1948 伊) (The Earth Trembles)
18.「白夜」Le Notti Bianche (1957 伊) (White Nights)
19.「道化の晩餐」La Cena Delle Beffe (1942 伊)
20.「道化の晩餐」La Cena Delle Beffe (1942 伊)
21.「どん底」Les Bas-fonds (1936, 仏)
22.不明
23.不明 (おそらく15と同じ。俳優はトト・ミニョネ?アントニオ・デ・クルティス?)
24.不明
25.不明
26.不明
27.「武器よさらば」A Farewell to Arms (1932)
28.「素晴らしき哉、人生!」It’s A Wonderful Life (1946)
29.「夏の嵐」Senso (1954 伊)
30.「どん底」Les Bas-fonds (1936, 仏)
31.不明
32.「神秘の騎士」Il Cavaliere Misterioso (1948 伊)
33.不明 (おそらく25と同じ作品)
34.不明
35.「自由の魂」A Free Soul (1931)
36.「夏の嵐」Senso (1954 伊)
37.不明 (おそらく34と同じ作品)
38.「熱砂の舞」The Son of the Sheik (1926)
39.不明
40.不明
41.「ベリッシマ」Bellissima (1952 伊)
42.不明
43.「ロビンフッドの冒険」The Adventures of Robin Hood (1938)
44.「グランドホテル」Grand Hotel (1932)
45.「ジキル博士とハイド氏」Dr. Jekyll and Mr. Hyde (1941)
46.不明
💛これだけ多くのキスシーンを集めて繋げたのかと思うと、アルフレードのトトへの溢れる愛を感じずにはいられません💛
アルフレードの望み通り、映画監督としては成功して有名になったトトも、私生活はそれほどには幸福そうではありませんでした。あの時の村を出るという決断は決して後悔のないものだったのでしょうけど、本当の愛に飢えていたのかもしれません。涙の意味はそういうことだったのではないでしょうか。
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投稿を表示わたしも完全版ではなくインターナショナル版が好きです❣
インターナショナル版では他にも割愛されているシーンがありますが、再会シーンは要らないかなぁ・・と私も同感です
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投稿を表示有難うございます。キスシーンの映画タイトル集を参考に、次回観てみたいです。
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投稿を表示キス・シーン集の映画タイトル、面白いですね。
観た作品も結構ありますが、番号順に列記してある中、「不明」というのもなんかいいです。
それにしても、Discover us へのご投稿と並行し、Discasレビュー広場へのご投稿頻度も切れ目なくで、ホント絶好調ですね。
ボクはどうしても睡魔に負けてしまうので、羨ましいかぎりです。
20924.05.11
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