「戦争の映画」を時系列で並べてみた件 ~Vol.3~
ここまで8作品、まだまだたくさんあります。
今回は1941年ぐらいから。どんどんいきます!
※実は3年ぐらい前の夏に急に思い立ってこの手の映画を片っ端から観たモノを抜粋して改めてご紹介してます。
これらも、他にもFilmarksでたくさんレビューを書いているのでよろしければどうぞ!
https://filmarks.com/users/matchypotter
9.『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』(2018)
1941年、ロシア。
ドイツ軍に捕らわれたソ連兵の捕虜の寄せ集めチーム。ドイツ軍の演習の的としてソ連の戦車“T-34”に搭乗。
その孤軍奮闘の演習を戦車ごと脱走し、追手の戦車の猛攻と戦いながらチェコの国境超えを目指す。
ここに来てロシアの映画。マイナーなロシア映画と言って侮ってはいけない。むしろ今回の連載の中で最もアクションシーンに息をのむ作品かも知れない。
演習から、追手の戦車との戦車同士の平原や市街地での“ガチンコバトル”。
史実に忠実な戦争ドラマ、というより、エンタメ要素のアクションに振り切っているから、戦争“戦車”アクションとしては大満足の作品。映画として、すごく面白い。
10.『パール・ハーバー』(2001)
1941年12月8日、ハワイ。
いわゆる“真珠湾攻撃”の日。アメリカがこの奇襲攻撃を機に日本に対して宣戦布告し、太平洋戦争の幕が上がる。その最前線の真珠湾での2人の男と、1人の女のラブロマンス。
監督はアメリカ“爆破”アクション映画の巨匠、マイケル・ベイ。
主演はベン・アフレックとジョシュ・ハートネット。ヒロインがケイト・ゲッキンセール。彼女、ほんと、、、、好き。
当時でこの3枚看板でこの監督。「これぞ、ハリウッド」。
ラブロマンスでありながら突然の“真珠湾攻撃”の激しい現場をグラフィックも駆使して圧倒的に描く。
11.『戦場のメリークリスマス』(1983)
1942年、ジャワ島。
日本統治下のジャワ島。捕虜収容所で日本軍と英国捕虜たちとの小競り合いと“戦争”だから起きる独特な人間模様を描く。
日本が誇る巨匠、大島渚。音楽を主演も務める坂本龍一が手掛けたことでも有名。
この「チャラララ~ン、チャラララララララ、チャラララ~ン」はあまりに有名な楽曲。
捕虜役にデヴィッド・ボウイ、日本兵には内田裕也、北野武など、キャラとアクの強い面々が揃い、この異常ともいえる人間模様を圧倒的に描いている。
今回は1942年ぐらいまで。
戦争がやや長期化してきたことで、世界各国で色んな摩擦と衝突が起きていることがわかる。
しかし、そこのどこで何が起きていようと“戦争”であることには違いないが、そこに息づく“人”が衝撃と物語を作っている。
次から第二次世界大戦、太平洋戦争の中盤~終盤に突入。
~Vol.4へ続く~