シーマンシップ 『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』
皆さま、お久しぶりです。
Always SmilingがモットーのTwinkleでございます(誰も聞いてないw)
今回はオンライン試写で『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』を鑑賞させていただきました!!
(Discover us様、素敵な機会をありがとうございます☆)
♦あらすじ♦
第二次世界大戦が始まったころ、サルヴァトーレ・トーダロはイタリア国王海軍の潜水艦コマンダンテ・カッペリーニに艦長として潜航していた。1940年10月、大西洋航行中のこと、ライトを消した貿易船のシルエットが夜の暗闇の中迫ってきた。後ほどわかることだが、それはベルギー船カバロ号で、イギリス軍の武器と軍需品を積んでおり、突如潜水艦に向けて攻撃を仕掛けてきた。短くも激しい衝突が起こり、潜水艦コマンダンテが貿易船を大砲で沈めた。その時艦長は、放っておけばそのまま海で溺れ死んだであろう26名の生き残ったベルギー人たちを、国際海洋法に従い救助して近くの安全な港に降ろしに行くという歴史的決断をした。すべての生き残りを乗艦させることで、3日間敵から視認されてしまう海面上を航行しなくてはならなくなり、それは自らの命と船員たちの命を危険にさらすことであった。カバロ号の船長は、アゾレス諸島のサンタ・マリア島で下船した際、なぜ自らの命令で危険を冒してまで救助してくれたのか尋ねた。サルヴァトーレ・トーダロ艦長はこう答えた。その言葉はのちに伝説として語られることになる。
「私の中には2000年の歴史が血肉となって流れている」
正直なところを言いますと、このような熱い人間ドラマが戦争中に実際に起きていたなんて想像だにしていませんでした。
ましてや枢軸国であるイタリアと敵対する連合国イギリスの物資を、中立国であったはずのベルギーが武装してまで貨物船で運ぼうとしてたとは。
表情から漂う「海の男」
行進シーンからももちろんでしたが、船上で見せるクルー皆の表情たるや勇ましく、確固たる信念を抱いて任務についていることをひしひしと感じられます。
もちろんその任務は過酷、さらにシャワーも使えなくなって環境的にも劣悪。
そんな中でちょっとクスっと笑えるシーンもあるのが意外ではありましたが。
途中の戦闘シーンは長くはないものの、手に汗握ります。
この戦闘ののち、撃沈させた乗組員たちを乗せたボートを見て、「我々は敵船を容赦なく沈めるが、人間は助けよう」と艦長。
ここから両国の乗組員たちの色々なドラマがまた胸を熱くさせます。
この先に更なるドラマがあるわけですが、ここからは鑑賞のお楽しみということで。
人間ドラマももちろん必見ではあるのですが、今作はイタリア海軍全面協力を得て実物大で再現された潜水艦コマンダンテ・カッペリーニも見ものだと思います。
ぜひとも大スクリーンでこの迫力を味わいたい。。。
公開されたら大海原を体感するためにも足を運ぶつもりです♪
7月5日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
キャスト:ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、マッシミリアーノ・ロッシ、ヨハン・ヘルデンベルグ、アルトゥーロ・ムセッリ、パオロ・ボナチェリ、シルヴィア・ダミーコ
監督:エドアルド・デ・アンジェリス
プロデューサー:ミハウ・クフィェチンスキ、パトリック・ペリディス
脚本:サンドロ・ヴェロネージ、エドアルド・デ・アンジェリス
撮影:フェラン・パレデス・ルビオ
音楽:ロバート・デル・ナジャ(3D)
2023/イタリア・ベルギー/イタリア語・オランダ語/シネマスコープ/121分/ 原題:Comandante
配給: 彩プロ ©2023 INDIGO FILM-O’GROOVE-TRAMP LTD-VGROOVE-WISE PICTURES