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私の好きな映画

Kie
2023/05/01 18:23

『thank u, next』でオマージュされたラブコメ映画たち

筆者が大好きなアーティストのひとり、アリアナ・グランデ。

アリアナといえば音楽活動はもちろん、近年は再び俳優としても活躍中。名作ミュージカルの映画版として2024年11月全米公開予定の『ウィキッド』にはグリンダ役としての出演が決定しており、今後の活躍にますます期待が高まります。

 

そんな彼女の代表曲のひとつ『thank u, next』をご存知でしょうか?同タイトルのアルバムの中心的存在となる曲ですが、全米シングル・チャート通算7週1位、全英シングル・チャート6週連続1位を記録した大ヒット曲です。

 

今回はそんな『thank u, next』のミュージックビデオについてご紹介したいと思います。なぜ映画コラムで取り上げるかというと、なんとこのミュージックビデオでは有名ラブコメ映画4作をオマージュし、アリアナ本人が演じたからです!このコラムでは『thank u, next』でオマージュされたラブコメ映画4作を、筆者のイラスト付きでご紹介します!

 

▽『thank u, next』のMVはこちら

 


 

『ミーン・ガールズ』

MEAN GIRLS (2004)

illustration by Kie

<あらすじ>

動物学者の両親にずっとアフリカのジャングルで育てられ、16歳にして初めてアメリカの学校に通うことになったケイディ。それまで自分のことを“普通の女の子”と思っていたケイディだったが、初めての学園生活は戸惑うことばかりで周囲から浮きまくり。しかし幸いにもすぐに2人の友だちができ、ケイディは学園のはみ出し者的なその2人から色々なルールを学んでいく。そんな矢先、ケイディは学園でもっとも幅を利かせた女の子3人組に気に入られ、彼女たちのグループの仲間入りを果たすのだが…。

 

『thank u, next』でオマージュされていたのはオープニング〜1番のサビ終わりまで。映画でも印象的なクリスマスショーのシーンやバーンブック(悪口ノート)などを細かく再現しています。更に映画でヒロインの相手役アーロンを演じたジョナサン・ベネット本人がこのMVにもアーロン役でカメオ出演しています!

 

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『チアーズ!』

BRING IT ON (2000)

illustration by Kie

<あらすじ>

チアリーディングがスポーツ競技として社会的にも一定の高い地位を確立しているアメリカ。そんなアメリカのハイスクールを舞台に、チアリーディングに情熱を賭ける女子高生の姿を描いた、スポ根青春コメディ。傍目には元気でかわいいだけの彼女たちのパフォーマンスも、生傷の絶えない過酷で危険な練習あってのもの。今作は対照的な2つのチーム“トロス”と“クローヴァーズ”が全国大会の優勝目指してライバル心剥き出しで激しい練習に励んでいる様子を描く。

 

『thank u, next』の2番では、サビ終わりまで『チアーズ!』のオマージュで彩られています。本作のテーマでもあるチアのシーンや、カセットテープを聞きながらベッドでポンポンを振るシーンなどを見事に再現したアリアナ。バスルームで歯磨きするシーンにはアリアナが人気になったきっかけであるドラマ『ビクトリアス』での共演以来、仲のいい俳優マット・ベネットが相手役で出演しています。

 

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13 LOVE 30 サーティンラブサーティ

13 GOING ON 30 (2004)

illustration by Kie

<あらすじ>

ジェナは早く大人になりたいと夢見る女の子。13歳の誕生日、親友のマットと仲たがいした彼女は押入れに閉じこもり、“30歳の大人になりたい”と願うのだった。翌朝目覚めた彼女は、自分が大人の女性の姿になっていることに気づく。それは、17年後の30歳になったジェナ本人の姿だった。30歳のジェナは大手ファッション誌に勤め、13歳のジェナが夢見ていた通りのかっこいい大人の女性になっていたかに思われたが…。

 

Cメロ冒頭では本作の終盤、ドールハウスを持って玄関ポーチで泣く主人公を演じたアリアナ。本作の主人公ジェナを演じたジェニファー・ガーナーはInstagramに『thank u, next』のMVを投稿し、”時々、1日を輝かせる出来事に出会うのよね。アリアナ、すごくかわいいわ。ありがとう”とコメントしています。

 

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『キューティ・ブロンド』

LEGALLY BLONDE (2001)

illustration by Kie

<あらすじ>

陽気で天然ブロンド美人のエル・ウッズ。大学ではファッション販促を専攻し、成績も優秀で女性社交クラブの会長を務めるほどの人気者。そんなエルがいま何よりも待ち望んでいるのが政治家志望の恋人ワーナーのプロポーズの言葉。しかしある日、ワーナーが切り出したのは別れ話。議員の妻にブロンドはふさわしくないというのが理由だった。突然のことに動転するエルだったが、ワーナーがハーバードのロー・スクールに進学すると知ると、自分もそこに進み、ワーナーに認めてもらおうと燃える。そして彼女はみごと超難関の試験を突破するが…。

 

Cメロ後半から大サビにかけてはアリアナ自身の愛犬とともに今作のシーンを4つ再現。中でも印象的なネイルショップのシーンは、ネイリスト・ポーレット役を演じたジェニファー・クーリッジ本人と共演も。全身ピンクで揃えたコーディネートや、白とオレンジのノートPCを見ながらトレーニングするシーンなど、本作のファンにはたまらないオマージュになっているはず。

 

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いかがでしたか?

どの作品も2000年代を代表するラブコメ映画なので、まだ観ていない方や普段ラブコメ映画を観ない方に、ぜひおすすめしたい作品です。また、4作を観終わってから『thank u, next』のMVを見直すと、再現度の高さに改めて感動できると思うので、ぜひ一緒にお楽しみください!

 

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