
アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞受賞作品
覚悟がいる衝撃的な事実

製作国:ノルウェー・パレスチナ合作
時間:95分
今も続く出来事
初めて感想が書けないと思った。ひたすらに泣く事も出来る。でもそうじゃない感情が、泣くことを止めていた。

最近私の心は、すっかり【ユダヤ人】に支配されている。この作品は、ドキュメンタリーである。パキスタン(アラブ人)のバーゼルは、マサーフェルヤッタという地域に住んでいる。しかし、イスラエルは勝手に法律でその場所を軍用地とした為、元々居たにも関わらずバーゼル達がイスラエルの軍用地に入る不届き者だ、と言って
・家を壊す
・逃げる為に持ち出した家財を没収する
・発電機も再建させまいと大工道具も没収する
・車を没収
・井戸を埋める(セメントを流し込み配管を切断)
・小学校を破壊する
これらを目の前でされている時、全てのパキスタン人は丸腰だ。今、これを読んでるあなた達と同じく、普段着のままである。しかし、重機を使って壊している相手は迷彩服を着て銃を持った軍人。

作品の中で2度ほど、その丸腰の市民がイスラエル軍に目の前で撃たれるシーンがある。私はフィクションでは、割とバイオレンス作品を好む為、人が撃たれるシーンを目にする方だと思う。しかしこれはリアルガチの現実に起きている。あまりに生々しくて、ちょっと感情がバグる。えーい、うるさい!と殴るのだって野蛮な行為だと思うが、まるでそれと同じように簡単に撃っていた。私の脳はあまりに信じられなくてバグった。確かに嫌な予感はした。けれど、そこまで人が人の命を軽んじる事があるんだろうか。
それぞれの国で真実を伝えたい
2人の若者
それらをカメラ片手に世界へ発信し続ける、バーゼル。父親も活動家。何度となくイスラエル軍に逮捕されている。

そこに同じ目的を持つ、敵対する相手国のユダヤ人ユヴァルが参加。2人でこの状況を変えたいと本気で思っている。
イスラエル軍の蛮行を客観的に発信するユヴァルは、時に同じユダヤ人からすると『敵を助けるユダヤ人よ、この映像をFacebookに晒せばお前は袋叩きだ』と、裏切り者のような言葉を言われてしまう。

だからと言ってパレスチナに居ても歓迎されず
『俺の家を壊した奴らは、お前の身内や友人かもしれないぞ、どう思ってるんだ』と詰められてしまう。
戦争ってこーゆー事なんだよ
爆撃して一瞬で街が住めなくなって、生活が出来なくなる。そこで生まれ育ったはずなのに、離れるしかなくなって、そこを敵国が侵略して国土を広げていくものなんだから。今回この作品は、それをゆっくりしっかり見せられたから、とてつもなくしんどいというだけだ。
神様なんて、いないんだな。
宗教に何の意味があるのだろうか。
