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【全ての人に届けて】アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞「マリウポリの20日間」【なぜ観に行く?】

熱弁担当、ものまねYouTuber「ダメ沢直樹」です。

 

なぜもっと広く、公開しないのだろう。

と考えつつも、じゃあこれを映画で観るか?どんな人がどんな気持ちで観に来るのだろう。

 

アカデミー賞の授賞式で、

戦争が起こらなければよかった想いから、作られなければよかった映画、とスピーチしたのを見た時に

絶対に観なければいけない、という使命感に駆られる。

 

感想などいらないだろう。

 

包囲下の生活の黙示録的な日記…もうTVニュースを今までと同じようには見られなくなる。

—ロサンゼルス・タイムズ

 

生涯で最も力強いドキュメンタリーの1つになるだろう。

—ザ・サン

 

という感じだ。

20日間どころか2年経った今も戦争は終わっていない。

映画公開の声明の中で監督は最後に検問を抜けて行った後の話をする。

 

検問所の各所にロシア兵がいたのをみて、

ウクライナ軍がマリウポリに辿り着くのは絶望的だ、と悟ったという。

 

現在のニュースを漁ってみると

破壊されたマリウポリは公園や軍事学校らしきものができあがり、

軍功を讃えるものや、戦争犯罪の証拠隠滅のための解体が行われている、という。

 

この映画をたくさんの人に観て欲しいが、

どんな気持ちが正解なのか、教えてくれ、と劇中で語る男の言葉を引用したい。

 

あまりに、僕たちには何もできないからだ。

 

きっと、せめて「献花」を捧げるような気持で観に行ったのだろう。

 

次は我が身、戦争の是非、そんな考えの前に、ずっと前に、

目の前で還らぬ人になったあの人たちを悼む

 

このドキュメンタリーの特異な点は、まったくもって

未解決、現在進行形であるところだ。それゆえにまったく気持ちも解決しない。

 

監督の声明文が映画の内容をだいぶ包括しているので

せめてそちらに眼を通していただきたい。

 

戦争のことなどもみんなで

考える機会があるとよいね。

 

当サイトを通じて、シネマニストとして何か考えたい、ダメ沢直樹です。

 

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