音楽の使い方が絶妙!「ジャッキーブラウン」
クエンティン・タランティーノ監督作品
1.『レザボア・ドッグス』
2.『パルプ・フィクション』
3.『ジャッキー・ブラウン』
4.『キル・ビル Vol.1/Vol.2』
5.『デス・プルーフ in グラインドハウス』
6.『イングロリアス・バスターズ』
7.『ジャンゴ 繋がれざる者』
8.『ヘイトフル・エイト』
9.『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
「長編映画を10本撮ったら監督を引退する」ということであと1本で映画監督を引退する予定。
タランティーノ監督と音楽
タランティーノ監督と言えば劇中で使用される音楽が特徴的
例えば、『レザボア・ドッグス』挿入曲:ジョージ・ベイカーの「リトル・グリーン・バック」が流れるとスーツの男たちが歩く映像が・・・
『パルプ・フィクション』ではディック・デイル、「ミザル」ーでは・・・ギターの疾走感と掛け声が耳から離れない。
そして、
「キル・ビル」は布袋寅泰の「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」(バトル・ウィズアウト・オナー・オア・ヒューマニティー)の曲が使用されたがこの曲は「新・仁義なき戦い」の曲だった。この曲を気に入った監督は「キルビル」で使用したいと
布袋に告げると新曲の提供をしたいと提案するも「この曲でないと!」との強い希望で使用されることになる。今ではボクシング4団体チャンピオン井上尚弥選手の入場曲でも有名に。
「ジャッキーブラウン」
出演:パム・グリア、サミュエル・L・ジャクソン、ロバート・フォスター、ロバート・デ・ニーロ、ブリジット・フォンダ
ストーリー
スチュワーデスのジャッキー・ブラウンは、売人の売上金をメキシコからアメリカに運ぶ副業を持っていた。だが、ひょんなことから逮捕され、捜査官レイに密売人オデールの逮捕に協力するよう強要される。オデールが証拠隠滅のために自分を消そうとしていることを知ったジャッキーは、関係者をあざむき、お互いに潰し合わせようとする。


クライムサスペンスであり恋愛映画でもある作品
主人公ジャッキー・ブラウンが恋する相手は、保釈屋(保釈の手続きや保釈金の貸付を行ってる金融業)のマックス。
仕事一筋でマジメな性格。平均的なおじさん。井上順に似ている。。
半ば人生をあきらめた雰囲気・・しかし保釈の代行で会ったジャッキーに一目惚れしてしまう。ジャッキーの聴いていた曲デルフォニックス:Didn’t I Blow Your Mind This Time(ディドゥント・アイ・ブロウ・ユア・マインド・ディス・タイム)邦題『愛をなくして』をCDショップで探したり、名刺を渡したのにわざわざ留守番電話で事務所の番号をメッセージに残したり、忘れていた恋心を思い出す。そんなマックスを信用して、
ジャッキーブラウンはある「計画」を伝える。
作品の楽曲についてはタランティーノ監督、自らが選曲。
オープニング曲の110番街交差点 (ボビー・ウーマック)、ストリート・ライフ (ランディ・クロフォード)が使用されるシーンではまさに「絶妙なタイミング」です。ぜひ作品をご覧ください♪
ジャッキーブラウンの「サントラ」
1.110番街交差点 (ボビー・ウーマック)
2.ボーマンツ・ラメント (ダイアローグ) (サミュエル・L.ジャクソン&ロバート・デ・ニーロ)
3.ストロベリー・レター#23 (ブラザース・ジョンソン)
4.メラニー、シモーネ&シェロンダ (ダイアローグ) (サミュエル・L.ジャクソン)
5.フー・イズ・ヒー (アンド・ホワット・イズ・ヒー・トゥー・ユー?) (ビル・ウィザース)
6.テネシー・スタッド (ジョニー・キャッシュ)
7.ナチュラル・ハイ (ブラッドストーン)
8.ロング・タイム・ウーマン (パム・グリア)
9.デトロイト9000 (インストゥルメンタル)
10.レター・トゥ・ザ・ファーム (フォクシー・ブラウン)
11.ストリート・ライフ (ランディ・クロフォード)
12.ディドゥント・アイ・ブロウ・ユア・マインド・ディス・タイム (デルフォニックス)
13.真夜中の誓い (ザ・グラス・ルーツ)
14.インサイド・マイ・ラヴ (ミニー・リパートン)
15.ジャスト・アスク・ミー・メラニー (ダイアローグ) (サミュエル・L.ジャクソン、ロバート・デ・ニーロ&ブリジット・フォンダ)
16.ザ・ライオン・アンド・キューカンバー (ザ・ヴァンパイア・サウンド・インコーポレイション)
17.モンテ・カルロ・ナイツ (エリオット・イーストンズ・チキ・ゴッズ)
タランティーノ監督 「世界の北野」のファン。
タランティーノ監督は北野武作品のファンであり、北野もタランティーノのファンであることから、仁義なき戦いの名と共に、インタビュー本で北野はタランティーノの名を出した。