これはただのスポーツ映画ではありません。

南アフリカのラグビーチーム『スプリングボクス』の物語です。アパルトヘイトにより抑圧されていた黒人たちは、自国のチームを応援することはありませんでした。ところがマンデラ氏が大統領になり、彼の呼びかけにより、白人も黒人も一丸となって、チームを応援するようになるのです。人種を超えたその様に熱く感動すること間違いなしの作品です。

🎦インビクタス／負けざる者たち🎦

2009年　アメリカ　134分

監督：クリント・イーストウッド

出演：モーガン・フリーマン 、 マット・デイモン 、 パトリック・モフォケン 、 マット・スターン 、 ジュリアン・ルイス・ジョーンズ 、 アッジョア・アンドー 、 マルグリット・ウィートリー 、 レレティ・クマロ 、 トニー・ギゴロギ

本作に出演する前から、マンデラ大統領に似ていると言われていたモーガン・フリーマンがネルソン・マンデラ大統領を演じています。物静かな中にも熱く気高い信念を持つ素晴らしい人物を見事に演じたモーガンさんです。

そして、実在のラグビー選手を演じたマット・デイモンのラグビー選手らしいマッチョぶりにも驚かされました。どんな役でも頑張る俳優さんですからね。

クリント・イースウッド監督らしい、人間的な描写にも拘ったシーンも沢山ちりばめられていて、単なるスポーツ映画ではない感動的な作品となっています。

多くの方に見て欲しい名作です。

マンデラ大統領の言葉がとても印象に残りました。

『許すことは魂を解放し、そしてそれは最大の武器になる』
『銃を手に取れ、ナタを持て、そして今こそそれを海に投げ入れるのだ』

無駄な憎悪や怒りは捨てて、同じ国民として共に歩もうとした大統領の素晴らしい言葉にも、とても感動しました。