神秘なる山と愛の物語『光る川』
こんにちは、映画大好き熟女のU子です💃🏻
今回は、映画『光る川』の試写会に参加させていただきました。ありがとうございます!!
試写室では、作品上映の前に金子監督が直接ご挨拶してくださり、とても感動いたしました。
優しい表情で、岐阜県での撮影秘話、自身の自然への想いや見どころなども話してくださいました。
本作はCGを一切使わずに撮影しているそうですが、まるでCGかの様に不気味に青く光る水の色には誰しもが目を奪われると思います。
自然の美しい色合いや澄んだ空気まで伝わってくるような映像を観ているうちに、いつのまにか私も物語の世界へ溶け込んでいきました。
2025年3月22日(土)ユーロスペース他全国順次公開

『光る川』
製作年 | 2024年 |
製作国 | 日本 |
配給 | カルチュア・パブリッシャーズ |
劇場公開日 | 2025年3月22日 |
上映時間 | 108分 |
◾️STAFF監督・脚本
原作
共同脚本
音楽
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◾️CAST
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◾️STORY舞台となるのは、⾼度経済成⻑の始まった1958 年。⼤きな川の上流、⼭間の集落で暮らす少年ユウチャ。⽗は林業に従事し、⺟は病に臥せっていて、⽼いた祖⺟と暮らしている。まだ⾃然豊かな⼟地ではあるが、森林伐採の影響もあるのか、家族は年々深刻化していく台⾵による洪⽔の被害に脅かされている。夏休みの終わり、集落に紙芝居屋がやってきて⼦どもたちを集める。その演⽬は、⼟地にずっと伝わる⾥の娘・お葉と⼭の⺠である⽊地屋の⻘年・朔の悲恋。叶わぬ想いに打ちひしがれたお葉は⼭奥の淵に⼊⽔、それからというもの彼⼥の涙が溢れかえるように数⼗年に⼀度、恐ろしい洪⽔が起きるという。紙芝居の物語との不思議なシンクロを体験したユウチャは、現実でも家族を脅かす洪⽔を防ぎ、さらには哀しみに囚われたままのお葉の魂を鎮めたいと願い、古くからの⾔い伝えに従って川をさかのぼり、⼭奥の淵へ向かう・・・ |



あまり情報を入れずに試写に臨んだため、“山奥、川、集落、伝説” のキーワードとポスターの悲しげな女性の横顔だけで勝手にイメージしていた物語は人間の残酷さや恐怖でした。
ところが、この物語の中には悪人が一人もいません。それぞれの立場や思いからくる厳しさはあるものの、皆が優しく温かい…。
自然を愛し、人々が自分勝手な価値観で争うことを好まない金子監督の人柄が伺えるようでした。
本作のテーマとしては、「山の多様性とそこに宿る神秘」「自然と人々の共存」「他者を想う」だと感じました。
まるで日本に古くから伝わる昔話の様で、敢えてジャンルで言うならファンタジーかと思いますが、そこにSF要素も垣間見える“ある意味、現代的な物語”になっています。
キャストも素晴らしく、木地屋の朔(葵揚)の逞しい山の男感に、ユウチャ(有山実俊)のセリフに頼らない演技に感心。そして、ヒロインお葉(華村あすか)の横顔が大変美しく、夢の様に綺麗な自然の中でよく映えていました。
ぜひ、お友達やご家族と一緒に純粋な気持ちで観てほしいと思います。

『光る川』
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2025年3⽉22⽇(⼟)ユーロスペース他全国順次公開
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【クレジット】
華村あすか 葵揚
有山実俊 / 足立智充 山田キヌヲ
髙橋雄祐 松岡龍平 石川紗世 平沼誠士 星野富一
堀部圭亮 根岸季衣 渡辺 哲
安田 顕
脚本・監督︓⾦⼦雅和
⾳楽︓⾼⽊正勝
共同脚本︓吉村元希
美術監督︓部⾕京⼦
撮影︓⼭⽥達也
照明︓⽟川直⼈
⾳響︓⻩ 永昌
スタイリスト︓野⼝ 吉仁 ヘアメイク︓鎌⽥英⼦ ⼭下奈⺒
助監督︓⼟屋 圭
カラーグレーディング︓星⼦ 駿光
OP アニメーション︓⾼橋昂也 原作︓松⽥悠⼋(「⻑良川 スタンドバイミー⼀九五〇」より)
エグゼクティブ・プロデューサー︓中⾕ 克彦 酒井 興⼦
企画・プロデュース︓森岡道夫 福原まゆみ
プロデューサー︓松本光司 ⽚⼭武志
製作︓⻑良川スタンドバイミーの会
制作プロダクション︓プロジェクト ドーン
配給︓カルチュア・パブリッシャーズ
公式サイト︓https://www.culture-pub.jp/hikarukawa/
公式 X︓@re_river_movie
(C)⻑良川スタンドバイミーの会
助成︓ ⽂化庁⽂化芸術振興費補助⾦(映画創造活動⽀援事業) 独⽴⾏政法⼈⽇本芸術⽂化振 興会 【2024 年/⽇本/カラー/1.85︓1/5.1ch /DCP/108 分】