【実話】命を"繋いだ"コマンダンテ(艦長)の決断
「制作国:イタリア・ベルギー合作」
映画を観た後、この表記に胸が熱くなりました
今回は、オンライン試写会にてひと足先に鑑賞させていただいた、7月5日公開予定の海の男の誇りと絆を描いた実話映画「潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断」をご紹介します
「潜水艦コマンダンテ
誇り高き決断」
2024年7月5日公開 121分 原題:Comandante
監督:エドアルド・デ・アンジェリス(原案)
国:イタリア・ベルギー合作
音楽:ロバート・デル・ナジャ
キャスト:ピエルフランチェスコ・ファビーノ
マッシミリアーノ・ロッシ
ヨハン・ヘルデンベルグ
愛する家族を胸に、再び海へ
戦争での負傷により、上半身を固定する矯正器具なしでは生活できない身体になってしまった主人公サルヴァトーレ
「その姿のあなたが大好きよ」
痛みを薬でごまかしながら生活する彼の傍にはいつも、愛の言葉をささやいてくれる妻アンナが寄り添い“幸せ”な生活を送っていた
しかし、極秘任務遂行のため、潜水艦コマンダンテ・カッペリーニの艦長として再び船に乗ることになった彼は、愛する家族を胸に、海へと出発した
軍人としてか、一人の人としてか
敵国(イギリス)にバレないようにと、深海に潜って順調に歩みを進める潜水艦コマンダンテ・カッペリーニ
しかし浮上した際、中立国であるはずのベルギー船による攻撃を受けてしまう
緊張状態のまま応戦を開始し、何とか相手国の船を沈めることに成功
その後、無事に逃げることができたベルギー船の乗組員たちは、救命ボートにて、カッペリーニ号へと接近
サルヴァトーレは、彼らに非常用の食料を分け与え、「あとは自分たちでどうにかしろ」と言わんばかりに、その場を去っていった
海のど真ん中で、ぎゅうぎゅう詰めの小さなボートの中、少量の食料と共に取り残されてしまったベルギー船の乗組員たち
後は死ぬのを待つだけだ
ボートに乗っていた誰もが、「事実上の置き去り」であることを理解し、絶望にうちひしがれていた
しかし、その時だった
驚くべきことに、カッペリーニ号が再び引き返してきて
(敵である)自分たちを迎え入れ、安全な港まで送りとどけると、約束してくれたのだった
🐈ここミロポイント🐾
艦長サルヴァトーレの勇姿と、愛情深さに心打たれました
陸とは違い、船の上、もしくは船内でしか生存することができない「海」という場所で、瞬時に何度も適格な判断と指示をしていくサルヴァトーレの、思いやりとあたたかみを感じる言動の数々に、熱いロマンのようなものを感じました
「(敵を)安全な港まで届ける」
言葉にすると一言ですが、
自分たちを攻撃した相手を、狭い船内に迎え入れるというリスクや、食糧や酸素など物理的にも過酷な状況になる等、全てを覚悟の上での決断と、実際に無事に「命」を繋いだ彼の功績は計り知れません
特に私が好きだったのは、とある食事のシーン
ホッと心と頬が緩む素敵な場面なので、ぜひとも多くの方にご覧いただきたい
本作がイタリアとベルギーの合作だということからも、両国のサルヴァトーレ艦長に対する強い敬意を感じ、さらに感動が深まりました
軍人として、ではなく一人の人間としてお互いに心通わせた歴史的瞬間を
劇場でぜひ目撃してください🚢
「潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断」は7月5日より公開
2023/イタリア・ベルギー/イタリア語・オランダ語/シネマスコープ/121分/ 原題:Comandante
配給: 彩プロ ©2023 INDIGO FILM-O’GROOVE-TRAMP LTD-VGROOVE-WISE PICTURES
ミロシネマ🐾
🍀Discover us様 貴重な鑑賞の機会をいただき、ありがとうございました