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2024/12/13 21:04

【ネタバレ】今からでも間に合う!劇場版を観る前に必見!実写ドラマ「推しの子」レビュー(Amazon Prime Video)

12月20日(金)より、『【推しの子】 The Final Act』の公開に先駆け、11月28日(木)より、プライムビデオにて世界独占配信が開始された。
私自身「推しの子」のアニメ、漫画は見たことがなく、今回の実写版ドラマで初めて「推しの子」を観たが、即ハマってしまい、ドラマを一気見したあと、すぐ原作の漫画も一気見した。
劇場版の予習には必見!このドラマを観れば、劇場版をより楽しめること間違いなしだと思うので、まだ「推しの子」を一切みたことがない人にもこの作品の魅力を届けていきたい。今回、ネタバレありで第1話~6話のあらすじとともに作品を紹介していく。

(c)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・東映
(c)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・2024 映画【推しの子】製作委員会

【目次】
・作品紹介/魅力
・あらすじ(ネタバレ)
第1話:齋藤飛鳥と岩川晴の演技力に注目!
第2話:原作問題のリアルな裏側
第3話:茅島みずき演じる黒川あかね伏線回
第4話:第1話の齋藤飛鳥を彷彿させる、齊藤なぎさ
第5話:全話の中で一番面白い回!
第6話:様々な真実が明らかに!
・『【推しの子】 The Final Act』注目ポイント


作品紹介(実写ドラマ「推しの子」)

(c)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・東映
(c)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・2024 映画【推しの子】製作委員会

実写版ドラマ「推しの子」
11月28日(木)より、プライムビデオにて世界独占配信中。
Amazon Prime会員の方の視聴はこちら

監督・演出:スミス、松本花奈、井元隆祐
脚本:北川亜矢子
出演:齋藤飛鳥(アイ)、櫻井海音(アクア)、齊藤なぎさ(ルビー)、原菜乃華(かな)、
あの(MEMちょ)、茅島みずき(あかね)

〈あらすじ〉
 伝説のアイドル・アイの子ども“推しの子”として転生した、アクアとルビー。
双子は、出産を公表せずにアイドル活動を再開したアイを応援しながら、成長していく。しかし、幸せな日々は長く続かず、アイはストーカーに刺され、アクアとルビーの目の前で死んでしまう――。時が経ち、高校生になったアクアとルビーは、それぞれ目的のために芸能界へ身を投じ、光と闇に飲み込まれていく。


魅力①:アニメや漫画では見られないリアルな描写

本作では、芸能界のシーンが多くあり、撮影現場シーン、恋愛リアリティーショーのシーン、製作委員会の会議のシーンなど様々な芸能界の裏側のリアルなシーンが多く描写されている。このリアルさは、漫画や、アニメでは描き切れない部分でもあり、実写版ならではの魅力の1つである。
恋愛リアリティショーのシーンでは、実際の恋愛リアリティーショーに出演していたメンバーが多く、キャスティングされていて、よりリアルさが際立っていた。
製作委員会の会議のシーンでは、現実問題にもなっている原作化問題が取り扱われ、実際の緊迫したシーンが絶妙に映し出されており、リアルな描写の魅力を感じた1つのシーンである。原作ファンの方も実写版ドラマであるからこその違った魅力を感じられるかもしれないし、「推しの子」を見たことない方は、実写版ドラマを見ることで、よりリアルな「推しの子」を感じられるであろう。
ドラマの構成としても、基本的にドラマの各話の終わりは、視聴者に次の話が気になるようなシーンで終わるような構成が多いが、本作はあっさりと各話が終わる話や、1話で話が完結するような構成が多かったように感じる。テンポも良く1話1話で楽しめる内容であった。
 

魅力②:アーティスト大集結

アイドルが題材であり、実際のアイドルが数多く出演している。B小町の初めてのステージであるアイドルフェス“JAPAN IDOL FES”のシーンでは、総勢15組のアイドルが出演している。出演しているアイドルグループは「ideal peco」「きゅるりんってしてみて」「さっきの女の子(※現在は解散)」「さよならステイチューン」「どーぴんぐ疑惑」「#2i2」「#ババババンビ」「PRSMIN」「ベイビークレヨン」、「MEWM」「#Mooove!」「may in film」「メタモル!!!」「#よーよーよー」「LADYBABY」の総勢15組である。また、B小町メンバーがアイドルの視察に行くシーンでは、乃木坂46のライブに行き、乃木坂46のライブパフォーマンスが映し出されている。
さらに、本作の主題歌は毎話異なるアーティストが務め、8組の豪華アーティストによる主題歌も魅力の1つである。この主題歌は毎話のテイストに合わせた歌が起用されていて、普段主題歌を飛ばす人も本作の主題歌は必見である。
第1話:「MY FIRST STORY」の「アクマ」
第2話:「ロクデナシ」の「草々不一」
第3話:「Da-iCE」の「オレンジユース」
第4話:「I's」の「Past die Future」
第5話:「ヤバイTシャツ屋さん」の「ええがな」
第6話:「WANIMA」の「爛々ラプソディ」
第7話:「水曜日のカンパネラ」の「動く点P」
第8話:「梅田サイファー」の「REVENGE」


【あらすじ(ネタバレあり)】


第1話:齋藤飛鳥と岩川晴の演技力に注目!

〈あらすじ・見どころ〉
齋藤飛鳥演じる星野アイのライブを、アイの子供であるルビーとアクアがテレビで観ているシーンからスタートする。するといきなり赤ちゃんであるルビーとアクアが流暢に話し出し、混乱が起きたと同時に「推しの子」というタイトルの意味をここで理解する。「推しの子」は前世での推しの子供に転生する話と初めて理解する。
第1話では、アイがストーカーに殺害されてしまうシーンをクライマックスに、幼少期のルビーとアクアや、アイドルのアイが中心に描かれている。第1話の見どころは、アイ演じる齋藤飛鳥と、幼少期のアクアを演じる岩川晴の演技力である。一度は実写化のオファーを辞退し、出演を決めた齋藤飛鳥の演技が素晴らしく、トップアイドルの様が高く再現されていた。また、幼少期のアクアを演じる岩川晴だが、実際の役でも言われていた「奇妙な演技をする」という言葉がまさしく当てはまる素晴らしい演技力であった。ドラマでは、齋藤飛鳥が中心となるシーンは1話で最後のため、齋藤飛鳥ファンや、齋藤飛鳥の演技を見たい方は1話だけでも見ることをおすすめする。

第2話:原作問題のリアルな裏側

〈あらすじ・見どころ〉
第2話では、高校生になった櫻井海音演じるアクアと、齊藤なぎさ演じるルビーが中心に描かれていく。ルビーは母親を殺した犯人を探すため芸能界に入り、アクアは母のようなアイドルを目指す。幼い頃に共演した「元・天才子役」の原菜乃華演じる有馬かなと高校で再会する。かつてアクアとの共演に苦い経験をしたかなは、ドラマ『今日は甘口で』で共演しないかとアクアを誘う。そのドラマのプロデューサー鏑木勝也は、アイと交流があった人物。アクアはアイ殺しの糸口を見つけるために出演を快諾する。ルビーは、かなを自身が発足したアイドルグループに誘い、かなが加入し、第2話が終了する。
第2話の見どころとしては、ドラマ『今日は甘口で』のシーンである。原作漫画をドラマ化した作品であるが、主演の演技が酷く、原作者が落胆するシーンであるが、このシーンがとてもリアルに描かれていて、現代でも度々話題になる原作問題がどうして起こってしまうのかという裏側がリアルに描かれている。

第3話:茅島みずき演じる黒川あかね伏線回

〈あらすじ・見どころ〉
第3話では、アクアが鏑木プロデューサーからアイの情報を得るために、恋愛リアリティショー『今からガチ恋始めます』に出演し、恋愛リアリティショーの話が中心に進んでいく。実際に恋愛リアリティショーに出演していた、なえなのや、柊太朗に加え、Youteber役のあの等が出演している。その中で、茅島みずき演じる黒川あかねは、ある事件をきっかけに世間からバッシングを受けてしまい、自殺を図るが、アクアが間一髪で防ぎ、一命をとりとめる。
また、出演シーンは短いが、事務所所属のYouteberである、ぴえヨンも登場する。本作では顔出しはないが、後々ぴえヨンを演じていたのは、芸人の野田クリスタルであったことが明らかになっている。

(c)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・東映
(c)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・2024 映画【推しの子】製作委員会

第3話では、恋愛リアリティショーの話がメインとなり、今までの話と比較するとテンポが遅いと感じ、中だるみしているように感じる部分もあったが、後々の話を見ていくと、この回は、茅島みずき演じる黒川あかねを引き立てる伏線回のようにも感じた。後々の黒川あかねを見るうえで、この話に尺を使うのは納得であり、見逃せない1話であった。

第4話:第1話の齋藤飛鳥を彷彿させる、齊藤なぎさ

〈あらすじ・見どころ〉
第4話では、ルビーとかなは正式アイドルデビューに向けて準備を進め、ユニット名はアイのいたグループと同じ「B小町」に決定。元々アイドル志望だった人気インフルエンサーのあの演じるMEMちょも、「B小町」の一員となる。MEMちょの手腕により、B小町は早速「ジャパン・アイドル・フェス」という大きな舞台でのライブが決定する。またアクアは、恋愛リアリティショーの延長線上、黒川あかねとビジネスカップルとなり、ともにドラマ作品「東京ブレイド」の出演が決まる。終盤の台本読み合わせのシーンでは、原作者が脚本を書きなおしてほしいと懇願するところで第4話が終了する。
第4話の見どころとしては、齊藤なぎさ演じるルビーである。最初はドラマ「明日、私は誰かのカノジョ」などに出演していた役柄のイメージが強く、ルビー役がすっと入ってこなかったが、第4話のアイドルシーンで役がすっと入ってきて、第1話の齋藤飛鳥を彷彿とさせる演技であった。

第5話:全話の中で一番面白い回!

〈あらすじ・見どころ〉
第4話の続きから、「東京ブレイド」の準備が迫る中、原作者の鮫島アビ子は脚本に納得できず、自ら脚本を書くと言い出す。アビ子の師匠である吉祥寺頼子や制作プロデューサーの雷田の必死の説得により、アビ子は条件を出し、脚本家・GOAとともに新脚本を完成させる。アクアは演出・金田一から求められる高いハードルの芝居中、過去のトラウマが蘇ってしまう。一方、ついに「ジャパン・アイドル・フェス」のステージへ立つB小町。MEMちょ、ルビーが観客を魅了していく中、かなは、自分を見てくれる人は誰もいないと感じていたが、かなのメンバーカラーである白いサイリウムを掲げる観客のアクアを見つけ、自信を取り戻す。
第5話は、全話の中で1番見どころ満載の回であった。まず、制作プロデューサー雷田による撮影現場の裏側がリアルに映し出されていた。原作問題を解決していくようなストーリーや、実際の現場で発生する問題がリアルに映し出されていた。原作問題のシーンでは、現実でもこのような問題が起きないように、原作者側の意図と製作者側の意図の折衷が重要であると感じられるシーンであった。また話の半分ほどは、かなの苦悩と乗り越えていく姿が映し出されており、かなの普段の性格の理由が垣間見える1話であった。少し飽きてきた方も第5話までは視聴することをおすすめする。

第6話:様々な真実が明らかに!

〈あらすじ・見どころ〉
突如倒れてしまったアクア。介抱するあかねは、さまざまな状況証拠から、アクアとルビーの実母がB小町のアイだということに気がつき、アクアの目的も察する。前途多難な「東京ブレイド」、次々とトラブルや試練が訪れるが、原作者・アビ子はかつて苦楽を共にした吉祥寺の助言もあり、脚本家・GOA、雷田プロデューサーと共に最後まで「攻め」の姿勢を貫く。鏑木の話から、自分たちの父親が芸能関係者にいる可能性があると考えていたアクアは、知り合った関係者のDNAを収集し鑑定に出していた。その結果、「東京ブレイド」で主演を務める、山下幸輝演じる姫川大輝が自分の異母兄弟であることを知る。
第6話の見どころは、話の展開が一気に進んでいくところである。様々な事実が少しづつ明らかになり、アクアの復讐劇が着々と進んでいく。また、第3話での茅島みずき演じる黒川あかねとは打って変わり、「注目俳優」という役通りの演技が素晴らしかったのも見どころの1つであった。 


劇場版『【推しの子】 The Final Act』注目ポイント

(c)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・東映 
(c)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・2024 映画【推しの子】製作委員会

注目ポイント①:新キャストの登場

 先日、「カミキヒカル」役を二宮和也が務めることが発表された。原作ファンなどからも期待の声が多く上がっており、ドラマ版に出ていなかったキャストに注目である。
また、ドラマ版ではあまり描かれていなかった、ゴロー役を演じる成田凌や、齋藤飛鳥がどのくらい描かれていくのか注目である。

(c)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・東映 
(c)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・2024 映画【推しの子】製作委員会

注目ポイント②:ストーリーの行方

映画本予告編の出来が素晴らしく、期待感の演出といった意味では、2024年1番の予告編であったかもしれない。そんな予告編で描かれているのは、成田凌演じるゴローなどの転生前の話と、アイを描いたドキュメンタリー映画『15年の嘘』の話が中心に描かれていた。全8話のドラマ+劇場版で、原作がどこまで描かれていくのか注目である。

2024/12/20(金) より、全国ロードショー
ドラマ公式サイト:https://oshinoko-lapj.com/drama/
劇場版公式サイト:https://oshinoko-lapj.com/movie/
上映劇場一覧:https://toei-screeninginfo.azurewebsites.net/theaterlist/02904

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