今、あらためて・・・David Bowie
一体、どんな映画なのか・・・ワクワク
観たよ、観た、観ましたよ!
平日の昼間、地元の劇場 辻堂テラスモールの109シネマズ湘南で。
65歳なのでシルバー割引でチケットを買おうとしたら、
アッチャ~、IMAXなの!?高いけど、これなら映像と音響に期待しちゃおうじゃないの!
てなわけで見たのが、ファンの間では大いに話題になっていたこの作品!!
映画「 デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム 」
いきなり、哲学者 ニーチェの言葉を語るデヴィッド・ボウイの声で始まったと
思ったら、後はもう、ボウイの映像と音の洪水。
これでもか~っとばかりに浴びっぱなしの2時間。
生前のデヴィッド・ボウイの未公開も含めた膨大なライブ&プライベート映像からピックアップ、
当人の残されたコメントを盛り込んで時系列的に編集。
音源も、これまた未公開のものも含め独自に再編集されたものを使ってボウイの
名曲が次々と響き渡る。
IMAXなのでサウンドとビジュアルが刺激的なまでに襲いかかってくるのだ。
ちなみに、グラム・ロック時代の映像でヒット曲“ジーン・ジニー”のリフに乗せ、
ビートルズの“ラヴ・ミー・ドゥ”を歌う場面でジェフ・ベックのギターと共演している。
あの音源をもっと聴きたかった・・・。
従来の音楽ドキュメンタリーとは違う!
ドキュメンタリー映画と聞いていたので、デヴィッド・ボウイの生い立ち、プロフィールを辿りながら、生前の当人のインタビューや関係者の証言を交えて見せて行くのかと思ったら大間違い。
全然、違うのだ!
ナレーションや関係者のインタビューなんてゼロ、全くない。
2023年3月31日付けの朝日新聞夕刊の記事で監督のブレット・モーゲンも、「これはデヴィッド・ジョーンズ(ボウイの本名)の映画ではなく“デヴィッド・ボウイ”という偶像の映画。彼は“ジョーンズ”と距離をおき、“ボウイ”を生きた」と語っている。
正に、「人生そのものが創作」と言うボウイの映像と音源を使った新たな作品で、
“ボウイの宇宙”が大きく広がっているのだ。
ちょいとばかり、私のBowie体験話
忘れもしない1972年、私が中学3年だった初夏の頃。
当時、フジテレビで放送していた若者向け情報番組「リブ・ヤング!」で、
今は亡き音楽&映画評論家の今野雄二が「今、ロンドンで人気なのがこれです」と言って紹介した
音楽映像。それが、デヴィッド・ボウイの「スターマン」だった。
ポップなサウンドに乗って歌うボウイ。曲は良い。しかし、ブッ飛んだのは、
その化粧した妖艶な姿。男だか女だかもよく分からない。こんなの見た事ない。とにかく驚いた。
翌日、学校へ行き、ロック好きな友だちと昨日見たデヴィッド・ボウイの話をすると全員が「気持ち悪っりぃ~」と言ったのだ。ウッソ~、大ショック。
私は、あの妖しいデヴィッド・ボウイの不思議な姿がカッコ良く、魅せられてしまったのに。だからなのか、よけいボウイに惹かれてしまった。
当然、翌年の4月8日、ボウイの初来日ライヴ初日を新宿厚生年金会館で生体験。
その興奮が醒めやらないまま、半世紀近くデヴィッド・ボウイを追いかけて来た。
しかし、2016年1月10日、突然、この世から姿を消してしまった。
デヴィッド・ボウイ 享年69。 ・・・・・・ 悲しく、残念だった。
だから今、ボウイ
あの時代、化粧しメイクアップした姿で世間を驚かせ、アンドロジーナス(両性具有)という言葉も教えてくれたボウイに、今や社会や世界が追いついた。
ボウイは言っていた「すごい人生をやって来た。もう一度、やってみたい」。
名曲「チェンジス」で「新たなものに生まれ変われ!」と呼びかけた様に、
「ジギースターダスト」「シン・ホワイト・デューク」など、自らも色々と変化を遂げていったデヴィッド・ボウイ。
ファンはもち論、ボウイに少しでも興味あるなら、
ぜひ、この作品でDavid Bowieを浴びるほど体感してみて欲しい!!
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投稿を表示じょ~い小川さん、コメントありがとうございます。もち論、生ミック・ロンソンも味わいました。
ボウイには、いつも良いギタリストがついてますものね。グラム・ロックの時代、面白かったですね。
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投稿を表示う、羨ましい!デヴィッド・ボウイの初来日公演!しかも、生ミック・ロンソンもでしょうかね。
あの時期のT-REXやスウィートなどのグラム・ロック勢は70年代ロック好きにはたまりませんね。