飛べない魔女
2024/07/28 12:20
フレンチフィルムノアールの傑作 ~現金に手を出すな~
🎦現金に手を出すな🎦
(TOUCHEZ PAS AU GRISBI)
1954年 フランス・イタリア 96分
監督:ジャック・ベッケル
出演:ジャン・ギャバン 、 ルネ・ダリー 、 ジャンヌ・モロー 、 リノ・バンチュラ
あらすじ(Discasより): 初老のギャング、マックスは、親友のリトンと組んで、5千万フランの大金強奪に成功した。そのことを知った敵対するギャングは、リトンを捕らえマックスから金を奪おうとする。親友を誘拐されたマックスは、最後の仕事としてリトンの救出に向かうが……。大金をめぐる暗黒街の男たちの闘争を描くアクション。 |
フレンチフィルムノアールの傑作と言われている本作。これも配信サイトでは観ることの出来ない作品です。1954年のベネチア国際映画祭でジャン・ギャバンが男優賞を受賞しました。
ただ、わりと平気で女を殴るシーンが出てきて、若造の借金をポーンと返済したり、仕事を世話したり、相棒にとくとくと説教したりと、なにかと気配りの初老のマックス(ジャン・キャバン)が渋くて素敵、なんて思っていたのに、そんな彼も女を何度もビンタするシーンがあったのには、えっ?て思いました。確かに裏切り行為は許せないけど、この怒りに任せての行動はいかがなものか。当時としては、男の強さを表すシーンで普通の描き方だったのでしょうか?
とはいえ、金塊よりも友を選ぶ男気は良かったです。命を張って友を守る姿には圧倒され、後半の攻防にはハラハラしました。終始男臭さがプンプンするフレンチノアール。なにせ暗黒街の男たちがダンディ過ぎる!
若きジャンヌ・モローが、癖のある女性の役だったけど可愛らしかったです。(でも、ジャン・ギャバンに何度もビンタされちゃう)
とても印象的なラストシーンはジャン・ギャバンの抑えた演技にしびれました。
最後にマックスが店に連れてきた女性が飛び切りの美女だったけど、演じていたのは誰だったのだろうか?気になります😆
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本作を取り上げられるとはお目が高い。ジャン・ギャバンの魅力が詰まった映画でしたね。渋い!ただ、カッコイイ!彼は初老の哀愁さえ魅力に変えてしまうマジシャンですね。
もっとも、女性に暴力をふるうというのは今、観るとひっかかるでしょうね。同じギャング映画でもアメリカではそんなに女性を殴らなかったように思います。戦前の話ですが『民衆の敵』でジェイムズ・キャグニーが半分に割ったグレープフルーツを情婦の顔に押し付ける演技が話題になったそうですから。
私が最初に観たとき以来、印象に残っているのが負傷したリトンを運び込んだアジトで白ワインとチーズでバゲットの侘しい食事をとる場面です。普通のチーズとワインなんでしょうけどギャバンが食べてると美味しそうに見えたのです。食事する姿までカッコイイのは凄いです。
あと、敵役のリノ・ヴァンチュラも売出し中だったんだと思いますがギャバンとは違った魅力がありました。
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投稿を表示魔女さん、フィルム・ノワールの原点と言うべき作品ですね。
ジャン・ギャバンの圧倒的な存在感に魅せられます。
ミスを犯した相棒をたしなめるシーンや、表情ひとつ変えずに生き方を説いたり。
ありふれた普通で自然な仕草がダンディーで、ジャン・ギャバンならではの名演でした。
>マックスが店に連れてきた女性が飛び切りの美女だったけど、演じていたのは誰だったのだろうか?
う~~ん、観てから何年も経っているので忘却に近いですが、
その女性がローラならドラ・ドール、ヒューエットならデリア・スカラだと思うのですが...。
もう一度再見して確かめなくては...
2024.07.28
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投稿を表示『現金に手を出すな!』って題名のインパクトww🤣🤣🤣
題名に負けないくらいの激しい内容ですねw🤣🤣🤣
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