Discover us
2023/10/02 14:24
10月トークテーマ「あなたの好きなホラー映画は?」
こんにちは、Discover usです。
10月は『テリファー』の2作目がレンタル開始すると同時に、ついに1作品目もレンタルが開始されます!B級ホラーで知る人ぞ知る枠になるのかなと思いきや、大人気となったホラー映画ですね笑
1作品目の衝撃のラストからの続編です!
「あなたの好きなホラー映画は?」です!
こちらのコメント内でトークテーマについてコメントをお願いいたします!
不朽の名作ホラー映画、超ドB級映画まで、
サイコ、幽霊、ゾンビ、シリアルキラー、心理、スプラッター、、などなどどんなジャンルでも構いませんので、皆さんの好きなホラー映画を教えて下さい♪
10/13レンタル開始!
10/13レンタル開始!
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投稿を表示レンタルビデオ文化花盛り80年代、見目麗しい中坊時代を送った私。雨後のタケノコのように「ホラー」というジャンルの作品なら味噌だろうがクソだろうがバンバン商品化されレンタルの棚に並んだ。書店にはそんなホラー映画やビデオを紹介する様々な雑誌であふれ、テレビではネタバレなんぞ関係なく様々なホラー映画を紹介する特番が組まれ、民放では14時代、21時代、深夜枠と、劇場未公開のホラーまでバンバン放送され、一流百貨店で「ホラー映画の世界」みたいな、撮影時に実際使われたセット(『エクソシスト』のリーガンの回転する首とか)が飾ってある展覧会が催された。まさにホラー天国だった時代に育った私のまっさらな心のキャンパスはあっという間に血染めにされた。
多分同年代の皆さんなら、同じく洗礼を受けていることでしょう。
ところが、例の残酷な事件のせいでホラー好きというだけで蔑まれ、親には「そんなものばかり見ていたら頭おかしくなるぞ!」と怒られ、狂信的な、失礼、信仰心の深い某宗教の信者である友達のお母さんには、目の前でホラーの雑誌を破かれたりと、世間から心ない仕打ちを受けた。
しかし、ホラー教信徒である、ウブな少年の私たちは、そのような云われない迫害にめげることなく、いや、迫害されればされるほどホラーへの愛を募らせ、レンタルビデオ屋に通い、「ホラー」と銘するものなら片っ端から借り(といっても、当時はものすごく高かったのでみんなでお小遣いを出し合った)、恐怖に慄き、感嘆し、あるいはあまりにひどい裏切り(ひどい作品)にあい、怒り、泣いた。
一番多感な時代を、そんなホラー尽くしの世界で過ごしてしまった自分にとっては、やはりその頃に夢中になって観た70~80年代ホラーこそが「王道の」ホラー映画。「特撮」「SFX」「特殊メイク」がメインを占めていた時代の作品こそが「ホラー映画」であります。
様々な創意工夫の上で作り上げられた残酷描写、世にも恐ろし気なクリーチャー、悪魔、幽霊など、CG全盛になってしまった現代では「チープだ」という言葉で片付けられてしまいがちな作品こそに「血の通った」ホラー映画、というものを見るのであります。(もちろん、今の時代ものでも、手作り感覚に力を入れたホラー、そう、例えばここで紹介された『テリファー』とかは大好物です)
『オーメン』だ『ゾンビ』だ『エイリアン』だ、はもちろん大好物だし、ホラーのみならず、映画全般として私のオールタイムベストな作品ですが、メジャーな映画をご紹介するのは何だかツマラナイので、BC級の作品で大好きな映画を紹介します。
『地下室の魔物(地下室にうごめく魔物)』
かつて「2時のロードショー」枠でよく放送されてて、同年代の皆さんには少なからずトラウマになった人もいると思う。私もそう。祖父の遺産として受け継いだ屋敷に引っ越ししてきた女性。地下室にあった、何故か穴をすべて封じられている暖炉の封印を解いた日から、彼女の周りには、何か小さく、しかし不気味な影がちらつく。その影は日を追うごとに彼女に襲い掛かってくる。彼女の周りの人間の前ではその姿を現さないので、彼女がその影の存在を訴えても誰にも信じてもらえない。そして、その影たちはいよいよある目的をもって、彼女に迫って来るのだった・・・。
とにかく、この魔物の造形が怖い。ねずみくらいの大きさで毛むくじゃらの体にラッキョウのような、クコの実のようなしわくちゃな頭に不気味な顔のついた魔物。そして彼らの目的がまた怖い。ラストも、今ならありがちかもしれないが、当時見たときは本当にぞっとしたものです。アメリカではテレビ映画として放送されたもので、日本でもテレビのみ。そんな低予算、グロも無い、のに、トラウマな作品、ということで、後年、ギレルモ・デル・トロによってリメイクされました(『ダークフェアリー」)。
『新リバイアサン リフト』
名作海洋ホラー『リバイアサン』とは関係ない(はず?)スペイン製海洋ホラー。内容が酷似した海洋ホラーだが両作の製作、公開年の間が1年未満。本家『リバイアサン』のプロデューサーが大プロデューサー、ディノ・デ・ラウレンティスの親族筋。でも本作の方もデ・ラウレンティスという名なので、おそらく親族?そして音楽も、本家が名匠ジェリー・ゴールドスミスに対し、本作は息子ジョエル・ゴールドスミスという、あまりに似通った布陣なので、同じようなプロジェクトが同時に進んだか、プロデューサー間で何か仲たがいでもあって、同じような題材を別々に作ったかなのか、(松竹の『RAMPO』みたいな?)真相はわからない。本作の方が明らかに低予算だが、どちらもかなりの傑作。
遭難した潜水艇の救助に深海へと向かう別の潜水艇。しかし、そこで彼らは恐るべき怪物と遭遇する。実は前の潜水艇のメンバーが遺伝子操作で作り上げてしまった怪物だった。人に擬態し、身体を取り込んでしまう等怪物の造形も似ている、というか、もうほぼ同じ作品と言っても過言ではない。本作はテレビ、ビデオリリースのみかと思いきや、ちゃんと日本でも劇場公開されとりました・・。
『アギ 鬼神の怒り』
日本ホラー界も80年代というと「死霊の罠」「ギニーピッグ」「餓鬼魂」といった、特殊メイクをふんだんに使った名ホラーが沢山生まれた時代。本作は「今昔物語」の一遍を映画化した時代劇。平安時代、橋に現れる鬼を退治すると乗り込んだ侍は鬼の出現にあっけなく逃げ帰る。が鬼はそのあとを追いかけその侍を殺してしまう。配下の武士を殺されたとあっては我慢ならない領主が、ほかの武士たちに鬼の掃討を命じる。が、鬼による大虐殺が始まってしまう・・。
口が不気味に裂けるおぞましい鬼のデザインや、鬼の片手が人間の顔を突き破って出てくるシーンなど、欧米にも負けない派手な特殊メイクと、陰鬱な平安時代のイメージ、場違いな感じのワーグナーの音楽が非常に居心地の悪さを感じさせる傑作ホラーです。ちなみにタイトルはヘルツォークの『アギーレ 神の怒り』のパクリです。
まだまだ紹介したい大好きなホラーは沢山あるのですが、この辺で・・
というか、トークコーナーであって、コラムの場じゃないよなぁ・・・(;^_^A
だらだら長くなりました・・。というか、読んでる人いないだろ・・。
すみません、どうか、ひかないでくださいっ
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投稿を表示ホラーというのは無声映画の時代から撮られておりますので(『ノスフェラトゥ』は有名ですね。)あれもこれもと切りがないのであります。
その中でも好きなものというと第一に吸血鬼ものでしょう。これってお約束というのがあって、それを遵守しているものも、ひっくり返しているものも両方好きなんですが、ちょっと捻った『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』を挙げたいです。先に挙げたF・W・ムルナウの『ノスフェラトゥ』の吸血鬼役は本物の吸血鬼が演じていたという(もちろん監督が探してきた。)まぁ、思い付きで作ったみたいなノリですが、ムルナウにジョン・マルコビッチ、ノスフェラトゥ役のマックス・シュレック役にウィレム・デフォーという贅沢な配役。色物でも、これだけ本気で作ってもらうと観てみようって気になります。もちろん面白かったです。ラストがあの場面の撮影で本当にやってたんだというオチもセンスがいいです。
で、もう1本、行きたいんですが、これは原作を先に読んでて、かつ監督がテレビ・ドラマ『マイアミ・バイス』のマイケル・マンという変わり種。『ザ・キープ』であります。これは第二次大戦中、とある城塞(キープ)へ進駐してきたドイツ軍が欲にかられて、そこに封印されていた魔物を呼び出してしまい、古の昔から魔物を見張っていた男グレッケンを呼び寄せ、古代史を研究していたために親衛隊に連れてこられた教授とその娘を巻き込んだオカルティックな戦いが始まるというお話です。原作者のF・ポール・ウィルソンは魔物の造形とか気に入らない点もあったみたいですが、展開は気に入ったようでクレジットに名前を載せることを許したそうです。(これって原作者が映画の出来に怒って「俺の名前を出すな。」というのはあるようで『ネバーエンディング・ストーリー』なんかラストの改変に原作者のミヒャエル・エンデが怒って名前を出させなかったそうです。)この映画はコケたようでマイケル・マンはしばらく映画界から干されたそうです。
私が本作を好きなのは超自然の魔物と戦うために過去から生きている男という設定に痺れるためですが、それ以外にも第二次大戦という時代背景があります。劇中に出てくるドイツ軍は国防軍と武装親衛隊なのですが軍装の違いや武器にもこだわっていて、極めつけは1トンハーフトラックが出てくることでしょう。俳優さんもグレッケンにスコット・グレン、教授にイアン・マッケラン、ドイツ軍将校役でユルゲン・プロホノフというなかなかの名優が出ております。
この2作ですがDISCASさんには在庫がないのが残念なところです。