好みど真ん中のスリラー映画「マジカル・ガール」

今回は最近見た「マジカル・ガール」を紹介します。
「マンティコア-怪物-」を見てこの監督はきっと好みの監督だと確信してました！
マンティコアは観客が1番見たいものを見せずに想像力で怖がらせるあの感じ、すごく好きです。
今作はしっかり期待を上回ってきて大満足◎

こんなに秀逸な映画を見れて幸せ。
OP、ED、ストーリーともに完璧◎

あらすじ

白血病で余命わずかな少女アリシアは、日本のアニメ「魔法少女ユキコ」の大ファン。彼女の願いはコスチュームを着て踊ること。娘の願いをかなえるため、失業中の父ルイスは、高額なコスチュームを手に入れることを決意するが…

OPの手のひらを開けるところで痺れて、アリシアが長山洋子のデビュー曲「春はSA-RA SA-RA」で踊ってるところでやられてしまった。

この監督、マンティコアでもそうだったけど随所に日本が散りばめられてて日本人より日本好きだと思う。
日本好きというより日本通と言った方がしっくりくる。

アリシアと父親の話がメインかと思いきや、バルバラや出所してきたばかりの男の話が交わって綺麗な脚本でした。
何が起こったのか、どういう関係なのか、どうしてそうしたのか、わからないところがぷつぷつとあるが、そこは自分の想像力と考察で乗り切るしかない。

今作は本線とは関係ないことは書きすぎないし、ストーリーを語りすぎない。
そこがとてもいいでしょ？

やっぱり映画は多くは語らず見終わった後に色々考えるのも楽しいです。

今作はマンティコアほど長回しは多くないが、印象的な長回しが１つだけ。
時間が止まったと思いました。

また大好きな映画が増えて幸せです。
サブスクで見れるので興味ある人は是非〜