エス それは他人事なのか?
こんにちは☺︎映画・カフェ巡り好きの看護師おしずです!
時に、看護師ならではの視点で、映画を語ります♪
けれども堅苦しくなく、
にっこりほっこりできるような投稿をしていきたいと思います。
難しいことなどな〜んにも考えずにまったりと読んでいただけたら𓂃 𓈒𓏸𑁍
応援よろしくお願いします☺︎
正義とはなにか。友情とは何か。思いやりとはなんなのか。真っ向から考えさせらる映画だった。
不正アクセスにより逮捕されたそめだが出てこない演出。染田がいない空間で繰り広げられる染田を巡る友人たちの会話。逮捕という一つの事件が周りの人にどう影響しているのか描き出している。
会話の中にはどこか空虚で無責任さを感じる。真剣な会話も何もかも笑い事に持っていこうとする雰囲気。これって真剣に染田のことを考えているのか。染田への思いは『本物の友情』なのかそれともただの『ネタ』なのか。染田をただ救いたいと思うちほをみんなでおちょくる。ちほの気持ちは渦を巻き、浮かばれない。自分が正しいと思うことをしただけで、正義を振りかざすのか悪いことなのか。
染田を「縮こまって生きていれば良いじゃん」「社会的に終わっているやつ」とレッテルを貼る友人。この気持ちに嘘はないだろう。裏切られたという絶望もあるが、一周回って嘲笑の意図さえも感じる。闇から救い出したいちほたちと同じ友人ながら考え方が両極端なので分かりあうことができない。
何も考えないことが無責任なのか、何か考えていても行動に移さないのか無責任なのか。
「逮捕された人」を色眼鏡で見てしまう人。救い出そうとする人を排除しようとする社会。不寛容で排他的である。未来がないな、と感じてしまう。正直、わたしも事実と気持ちの整理がつかない。
癖がある登場人物たちなんだけど、どこか自分と被っているところもあり、自分の在り方や会話の内容も考えさせられる。
私個人的としては、「人は人」「自分は自分」というスタンスであるが、この「人は人」というスタンスが人に対する無関心の表れではないかと思う。自分と人との間の壁を感じる。
その壁により現代社会の中で心地よさを感じる時もあるが…。
親友だと思っていない人に親友だと言われるストレス。親友ではない、と言えないストレス。相手のペースに持っていかれるストレス。言いたいことをはっきりと言えないストレスは誰しもが感じたことがあるのではないか。
現代では、毎日ネットやテレビで新しいニュースや事件が目に入る。事件の真相も知らずに好き勝手なことを言う現代の人々に警鐘を鳴らしている気もする。時に自分のダークな部分と真っ向から向き合う映画も良い。
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