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私の好きな映画

椿五十郎 バッジ画像
2023/12/14 20:58

インファナル・アフェア4K観に行ったぞい!

先日催されたシネマニスト限定イベントでの、映画ゲーム優勝チームの賞品としていただいた『インファナル・アフェア4K』のムビチケ使用して、観に行ってきましたぞ!
 

 実は私、おサレな(おしゃれな)映画があまり得意でない。
 

 そのため、「フィルム・ノアールの金字塔」と言われた本作。フランス語なんか使われちゃうと、意味も分からず勝手におサレな映画だと思い込み手が出ない作品でした。
 なので、今回ムビチケをいただけたことと、先のイベントで同じチームだったMiddle Cinemanistのtakaeさんが『インファナル・アフェア』を強く推されていたので、興味も湧き、劇場に足を運びました。
 とはいえ、11月2日のイベントでムビチケをいただいてから、何度か行ける機会があったのに、そのほとんどすべてを『ゴジラ-1.0』に費やしてしまったため、グランドシネマサンシャイン池袋での上映最終日の前日、11月15日の鑑賞となりました。ちなみに、この日は先に『ゴジラ-1.0』をDOLBY ATOMOSで鑑賞しております。ついでに言うと、『ゴジラ-1.0』は観るの6回目。
 

 男たちの過酷な運命と熱い友情に男泣き!! 
 

【ものがたり】 
 潜入捜査官として香港マフィアの一員となったヤンと、マフィアのスパイとして警察官となったラウ。ともに10年という永きにわたりそれぞれの表の活動が評価され皆に信頼され重要な地位に就く傍ら、裏の稼業も着実にこなしている。美しき妻も得て順風満帆な生活を送るラウに比し、何度懇願しても潜入捜査をやめさせてもらえず心身ともに疲労困憊のヤン。
 しかし、マフィアの大ボス、サムとタイのギャングとの大規模な薬物取引の情報を得たヤンは、今回の仕事が最後と、上司のウォン警部に約束をとりつける。いよいよ、その取引が近づいてくると、二人の情報をもとに、警察対マフィアの一進一退の攻防が繰り広げられる。しかし、次第に双方が、内通者がいることに気づき始める。
 

 それぞれのスパイとして活動するヤンとラウ。彼らは10年前の警察学校の学生として顔を合わせたきり、あったことがない。(ほんの一瞬、オーディオ店の店員と客として出会う)しかし、同じ立場にいるからか、その存在を意識し、強いシンパシーを感じてもいる。
 ヤンにもラウにもそれぞれのボスや仲間たちと厚い信頼関係で結ばれ、愛する女性もいる。物語が進むにつれ、その人々との辛い別れが待ち受けている。

 暗い運命に抗い、もがきながらも任務を全うしようとする男二人。最後の最期で対峙する二人の間に流れる空気は観ているこちらにも鋭い痛みが伝わってくる。
 

(c)2002 Media Asia Films(BVI)Ltd. All Rights Reserved. (c)2003 Media Asia Films(BVI)Ltd. All Rights Reserved.(c)2003 Media Asia Films(BVI)Ltd. All Rights Reserved.

  男同士の友情が大きな見どころの一つですが、アクションシーンや、情報戦、さらには二人の内通がばれるかばれないかのスリルもあり、非常に見どころの多い作品でありました。
 

 えっ!?あの人が警察のボス!? 
 

 役者、ほんと適材適所。ヤンにトニー・レオン、ラウにアンディ・ラウ。ともに、香港映画に疎い私でさえも名前くらいは聞いたことのある名優。ともに、イケメンながら哀愁漂う名演技が光る。
 

 で、ホラー映画好きの私がびっくり興奮したのは、まず、マフィアのボス、サムを演じたエリック・ツァン。どこかで聞いたことある名前だと思っていたら、あの超絶怖いタイ産ホラー『THE EYE』で製作総指揮を務めてる人。ほかにもいろんな映画に出ているので目にすることはあったと思います。
 そしてもう一人、ヤンに非情な潜入任務を命ずる一方温かい心持でヤンからの信頼も篤いウォン警部のアンソニー・ウォン。この方、私たちホラーファンの間では超危ない名優として人気。怪作『八仙飯店之人肉饅頭』と『エボラシンドローム 悪魔の殺人ウィルス』という、2本の超絶グロホラーで狂気の主人公を演じたあの人が、めっちゃくちゃ二枚目の、頼りがいのある刑事さんを演じていて、いや、幅の広い役者だなぁ、と感じ入ってしまいました。
 

(c)2002 Media Asia Films(BVI)Ltd. All Rights Reserved. (c)2003 Media Asia Films(BVI)Ltd. All Rights Reserved.(c)2003 Media Asia Films(BVI)Ltd. All Rights Reserved.

 男気のあふれたこの素晴らしい映画。なんでも20年前の作品だそうですが、4Kリマスターで、そんな古さを感じさせない美しい映像と音で楽しめる作品となっています。過去にすでにご覧になった方にも、そうでない方にも、是非劇場に足をお運びいただき、美しくよみがえった本作をご覧ください。
 ちなみに本作は三部作で、三本とも4Kにて上演されています。
 

 最後に、この素晴らしい作品に触れる機会を与えてくださったDiscover usの方々と推してくださったtakaeさんには、この場を借りてお礼申し上げます<m(__)m> 

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1 件の返信 (新着順)
takae
2023/12/15 12:34

椿さーーん!
うわぁ、観に行かれたんですね!嬉しいです~✨✨本当にこの設定含め内容も素晴らしいし、それぞれの立場で葛藤する男たちの心情や友情がエモーショナルに描かれていて大好きな作品です。
また音楽も良いんですよねぇ、、是非残りの2作も観て欲しいです!本当にオススメです🙌🏻

またイベントでお会いした時に語りましょう!楽しみにしてますね😊


椿五十郎 バッジ画像
2023/12/15 13:31

takaeさん!!
ほんと、あのイヴェントの日にtakaeさんと同じ班になれたことに感謝!
そして、あまりにも熱く本作の素晴らしさを語っていたtakaeさんに感謝感激です!!(あの時少し感極まってましたよねっ??)
あのおススメがなかったら、おそらく一生、本作を見ていなかったと思います。キリキリしたサスペンスフルな中に、それぞれの立場での友情、愛情、ほとんど顔を合わせないながら、お互いの存在を意識しあう二人の心の交差、こんな熱くなれる作品だったとは!劇場で泣きました!!

本作を見た後、居てもたってもいられなくなり、サブスクで2,3と見ました!!2は本作の前日譚というか、悪人のサムも非常に魅力的に描かれているし、大好きなアンソニー・ウォンがほぼ主役だったので、1とは違う意味で傑作だと思いました。3は因果応報というか、原題の「終極無間」という言葉(意味はよくわかってないのですがイメージで(;^_^A)がぐさりと突き刺さるヤンとラウのそれぞれの運命に圧倒されました。

本当に素晴らしい映画をご紹介いただきありがとうございます。
次回イベントでまた、楽しい映画を教えてください!!1月お会いできるのを楽しみにしております!