最速レビュー

村松健太郎
2025/09/30 15:39

PTA待望の最新作『ワン・バトル・アフター・アナザー』

ポール・トーマス・アンダーソン待望の新作。2時間42分という長尺ですが、巧みな演出でしっかりと見せます。これまでの作品の中で最も予算が潤沢になったということで、その分だけエンタメ色が強くなった印象があります。原作を脚色して現代を舞台にしたことで、思っている以上に”今を撃ち抜く”一本となりました。また中盤以降思わぬ展開になり、物語が大きくスイングして嬉しい驚きがあります。オスカー俳優3人を揃えましたが、やはり今回はショーン・ペンに一票です。何時も危うい狂暴性を感じさせる人ですが、今回のは特に凄まじい。もちろんディカプリオもデル・トロも巧いので常に画に贅沢感があります。

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