ヒットしたのにヒットしなかった映画‼
残念ながら配給会社がバカだったため、
ヒットしてたのに、ヒットの機会を見逃した2作品をご紹介します
一本目は「レッドツェッペリン狂熱のライブ」
「永遠の詩」を主題としてツェッペリンのライブ映画。
映画用にイメージ映像が挿入されています。
当時ツェッペリンの映像がなかなかないという貴重性ゆえ、
各国で大ヒット。日本では東京で公開されるや否や、長蛇の列でした。
しかし、正月映画までの在庫処理期間での公開のため、
観客が詰めかけようとも、数週間で打ち切り。
最低なのは関西での公開。
ここも大勢の観客が詰めかけるも
単館ロードショーで2週間のみ。
配給会社が「しまった!」と遅いんじゃ~!、チェッペリンをなめんなよ‼
と言いた!!‼!
ツェッペリンについては多くは語りません。
「永遠の詩」この映画のサントラ盤でリリースされ、さほど音質がよくなかったのでした。
ゆえに劇場で見る行動に出たのではないでしょうか?
ツェッペリンの偉大さを聞くなら「BBCライブ」をおすすめいたします。
また、「MR. JIMMY ミスター・ジミー レッド・ツェッペリンに全てを捧げた男」
という映画公開されることもあり、ツエッペリンが再浮上することでしょ~
あの時代でこそ頂点を極めた、再現不可能なバンドです。
ストーンズのように経年良化していくのと双璧かつ相反なブリティッシュロックバンドです。
もう一本、こちらもミュージシャンに関する作品です。
「ウディガスリーわが心のふるさと」
ボブ・ディランをフォークの神様というなら、
ウディ・ガスリーはフォークの開祖と言われるシンガーソングライターです。
「怒りの葡萄」に代表される1930年代に
貧しい人々や労働者を称える曲を歌い、プロテストソングによる反体制派のミュージシャンと知られ、ピート・シガーやボブ・ディランに多大な影響を与えたレジェンドです。
その生きざまをハル・アシュビーによるニューシネマタッチの演出とハスケル・ウェクスラーによる
1930年代の空気感を醸し出したカメラワークでどんどん引き込まれていきます。
3時間近い映画で、テレビ放映時は90分の枠で放送されてました。
半分近く、カットしとるやないか!
ウディ・ガスリーの役にはボブ・ディランをはじめ、息子のアロー・ガスリーなど、さまざまは俳優が名乗りをあげましたが、
演じたのはデビッド・キャラダインでした。
日本でなじみのない吟遊詩人の伝記映画で、
配給会社もさほど力をいれなかったのですが、
こちらも公開されると大入りだったのです。
映画の出来もよく、それが口コミでひろがったのかと‥‥
配給会社あわてて追い広告を出すなど、スカタンしていました。
両作品で配給会社たちの音楽音痴ぶりを嘆くばかりですが、
この頃って洋画全盛期でミュージシャンものって結構、上映されてるんですね。
ザ・バンドの「ラストワルツ」、「さらば青春の光」、「トミー」、「ローズ」、「サージェントペッパー」「ナッシュビル」「歌えロレッタ愛のために」等など、いろいろあるんですけど、
ヒットしたのは最近のクイーンの「ボヘミアンラプソディー」くらいで
興行的には難しいジャンルなんで、映画会社を責めるのは酷でした…