村松健太郎
2024/03/13 15:06
こんな映画も見ます!?『恋わずらいのエリー』
妄想癖のある内にこもりがちなヒロインと、裏表のある俺様系王子キャラとの恋愛劇。
ベタと言えばあまりにもベタなんですが、ちゃんとしっかりベタを徹底してくれて良いです。
特にこの手の恋愛モノのヒロインとしては待望の登板となった原菜乃華の張り切りぶりというか振り切れぶりが本当に全力でやってくれているので嬉しい限りです。この手のジャンルのヒロイン枠はスター候補へのステップアップでもあると思います。
宮世琉弥の不器用ツンデレキャラもテンプレート的ではありますが、こうでなくてはキラキラ青春モノは楽しくなりません。
物語の展開としてはちょっと駆け足気味で、もう少し長くても良かったかなと思いますが、スッキリ爽やかに駆け抜けました。
俗に”キラキラ映画”と言われるこのジャンルですが、一時期の粗製乱造もあって、若干飽きているというというか辟易している方も少なくないと思います。
ただ、世界的に見てもティーンエイジャーの恋愛をここまでポップなままで描くさくひんぐんがおおいうというのは日本映画の特色と言えると思います。
海外だとついつい犯罪が絡んだり性的な事柄が重く前面に押し出されるなど社会性を伴うものが多くて、いわゆる”ポップ感”がなくて楽しめません。そういう意味でもこのジャンルは必要だと思います。
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