北斗の拳のような荒廃した世界観の映画「室町無頼」

映画『室町無頼』を鑑賞しました❗️

入江悠監督といえば「22年目の告白」で
その鮮烈な才能を目の当たりにして以来、
常に注目してきた監督。
その新作は、まるで『北斗の拳』のような
荒廃した侍映画の世界観が印象的でした。

主演の大泉洋さんは、
普段のおちゃらけたキャラクターから一転、
冷徹かつクールな侍を熱演。
その鋭い眼差しと存在感はこれまでの
イメージを覆すもので、
彼の新たな一面に魅了されました。
アクションの迫力は言うまでもなく、
特に弟子の才蔵が特訓を通して
成長するシーンは圧巻。
背筋がゾワっとするほど緊張感に満ち、
心を掴まれました。

物語の核心は、
支配に苦しむ農民たちが自由を勝ち取る姿。
前半では彼らの苦難が胸に迫り、
後半ではその怒りと悲しみが
反転して生み出す
爽快なカタルシスに圧倒されます。
自由を求める彼らの生き様は、
静かでありながらも力強いメッセージを放ち、
観る者の心に深く刻まれるでしょう。

「るろうに剣心」のアクションが
好きな方には特におすすめ。
圧巻の映像美と骨太な人間ドラマが
詰まった『室町無頼』、
劇場でこそ味わいたい一本です。

２０２５年鑑賞作品

（見た映画　７本）　

０１月１７日
『室町無頼』★★★☆☆ （３・０）
北斗の拳みたいな世紀末感がたまらない作品！
『サンセット・サンライズ』★★★☆☆ （３・５）
美味しい食事をしたくなる笑顔がいっぱでした！
０１月１5日
『３６６日』★★★★☆ （４・５）
最初と最後で泣けた。幼なじみの切ない思いに共感！
０１月１０日　
『４ＤＸ劇場版「オーバーロード」聖王国編』★★★★☆ （４・５）
出来レースにも関わらず、それが安心感で楽しめる！
『劇映画孤独のグルメ』★★★☆☆ （３・０）
井之頭五郎の食べっぷりがもう少しで残念！
０１月０３日
『ビーキーパー』★★★★☆ （４・０）
出来損ないの息子が、大統領の息子とは！
『グランメゾン・パリ』★★★★☆ （４・０）
キムタクの人望と、食事の楽しみ方がＧＯＯＤ