香川照之復活ドラマ「災」は「歴史に残る」の意味
WOWOWのオリジナルドラマ「災」
香川照之主演で連続殺人犯を七変化しながら演じている。
香川さんがドラマに戻ってくる!ということで楽しみに
WOWOWオンデマンド(月2500くらい)に
加入して6週に渡り追っていた。
ついに最終回!
このドラマ完成披露記者会見の発言がスゴイ
『歴史に残ると思ってます』と香川さん、
そして
『カタルシスに導かないドラマ』なので
『酷評も覚悟できていますか?』と監督二人に言い放つ。
監督二人とは3人組の監督集団「5月」という組織で、複数監督で
互いのアイデアを補完する作り方をしている。
(監督 関友太郎・平瀬謙太朗・佐藤雅彦)
結論から言うと
歴史に残るドラマかもしれない。
記憶に必ず残るだろう。不思議な気味の悪い作りをしていて、
ピアノの旋律が耳に残る
第一話と第二話では理不尽に、人が亡くなるので
後味の悪さしかない。
第三話、第四話あたりで
「猟奇的な狂気の間の演出」がクセになり
ジワジワとハマりはじめ、
第五話で一気に結末へ話が動く。
そして第六話でテーマと共に、おぼろげながら意味がわかる。
最終話の香川照之さんと、中村アンの台詞が実に良い。
最初のPVでも使われている
「災厄というのはね・・・」の台詞。
本番においてのあの迫力は6話の積み重ねがあって重く響いてくる。
このドラマの挑戦は歴史に残って欲しい。
カタルシスに導かないという恐怖にGOサインを出した
WOWOWが偉い。
WOWOWドラマでやってから映画化する場合があるが、
このテーマ実に映画にして欲しいと感じた。
一言でいうなら「志村うしろーー!!!」
「香川ーーうしろーーー!!」なのだ。
第一話が無料で配信されている(が、一話ではなにもわからない)
では、ここからネタバレあり!
(クリティカルなネタバレはなし)
さぁ、最終話の中村アンさんの台詞のテーマが素晴らしい。
「理由も動機もなく起きる殺人をただ、
待つしかない」(捜査が後手に回る)
「これじゃあ本当に災害と同じじゃないですか!!」
と怒りを滲ませて犯人を追う。
その犯人は本当に連続殺人鬼なのかもわからない、
細い細い、糸で辿っているだけなのだというのに。
髪の毛の一部を切り取られた遺体が毎話出てくる。
その意味が、明らかになる、
いや、ならない。
どういうことか?
得体のしれない災厄は
日常に潜み、土地を変え、現在の2025年まで忍び寄る。
まさに、現代社会への痛烈なメッセージともとれる。
この『災厄』だけは人間の手で止めなければいけない。
その、最終話の結末は!!!!?
どうするの、あと30分しかないよ、え? ドラマ終わるよ、
おい、どうなる。
この恐怖と、なぜか香川さんを応援している倒錯を体感せよ。
(このテーマは絶対映画化すべきだけどなー、、、あるいは。)
オススメ!と簡単に言うのが難しいのが上記の理由であるが、
このドラマを評価する人と仲良くなりたい(´▽`*)
作り方を革新的にすれば、
新しい答えが必ず出ると信じて作り上げたという野心的作品。
香川照之さんは本当に素晴らしい役者です。
YouTubeで映画など熱弁してますダメ沢直樹でした
https://www.youtube.com/c/welldoney
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