村松健太郎
2024/01/09 13:48
伏線を追うか?展開に身を任せるか?『ある閉ざされた雪の山荘で』
東野圭吾原作の映画化ですし、宣伝からもゴリゴリのミステリーであることをうたっているので、伏線まみれの映画であることを前提にして見られる映画なのでしょう。
山荘に集まった8人の登場人物が”平等に誰もが怪しく見える”という状況を作らなくてはいけないので、結果として重岡大毅、中条あやみ、岡山天音、西野七瀬、堀田真由、戸塚純貴、森川葵、間宮祥太朗という主役級の売れっ子俳優を8人確保してきました。
この8人は演技をしている演技をしなくてはいけないのでなかなかに大変そうですね。
いたるところにある伏線を探して回るのも良いですが、109分とタイトな構造になっているので、作品の勢いに身を任せて見るのも正しい楽しみ方なのかとも思います。
原作は1992年と30年以上前の作品で、当時の東野圭吾と言えばまだ直木賞も紫綬褒章も受賞する前、当時としては現在のメロドラマ調というよりは技巧派のイメージが強かった中で作られた作品です。
クローズドサークルものの派生形と言えますね、映画版を見て意外と時代を選ばない原作だったなと思いました。
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投稿を表示東野圭吾先生は母校の先輩で、西野七瀬は学生時代から推しなのでこの作品は見逃せません♪