殺し屋映画の新境地「ゴーストキラー」
現役女子大生の私にとって、最高で最強のアクション映画「ゴーストキラー」が公開しました、、!!
本作は、「陰陽師0」などでアクション監督を務める園村健介監督と、「ベイビーわるきゅーれ」シリーズなどで大活躍中の阪元裕吾さんの脚本によって作られた、令和のNO.1アクション映画です!
今回単独主演が初となる、朝ドラ「ばけばけ」ヒロインの髙石あかりちゃん、覚醒していました👀
彼女のアクションは、「ベイビーわるきゅーれ」シリーズで見たことのある方も多いと思います。
しかし、「ゴーストキラー」の彼女は本当に凄まじくて素晴らしくて、明確な強さを魅せてくれました。
1人2役の演技をしながらのハイレベルなアクションには圧倒されます!
また、工藤役の三元雅芸さんとのコミカルな掛け合い、影原役の黒羽麻璃央さんとのバチバチな演技も必見です。
とにかく、春の疲れを吹き飛ばすような本格アクションとなっております!
事前情報を入れずに見たい方は、下記からはネタバレを含みますのでご注意下さい🙇
〜あらすじ〜
女子大生のふみかは、あることをきっかけに殺し屋の霊工藤に取り憑かれてしまう。彼女は工藤に助けられたことをきっかけに、彼が成仏するための“手伝い”を始める。
⚠️以後はネタバレを含みます⚠️
本作の主人公、ふみかは女子大生です。
現役女子大生として、彼女を観て感じたことをお伝えしたいと思います!
ふみかは正義感がとても強くて、でも非力さを自覚している、ジレンマを抱えたキャラクターです。
やっぱり女子だと男子に力ではかなわなくて、大切な友達を守ることも出来ない。
そんな彼女に手を差し伸べるのが、殺し屋の幽霊、工藤でした。
大学生って、人生の中でも沢山失敗する時期だと思うんです。
特に恋愛や、人間関係では。
暇な時間が多い分、色んな人と色んなことをして、業績を上げる人もいるけど、大半は何もしてなくて。
今回脚本を執筆した阪元さんが監督を務めた「ネムルバカ」では、リアルな女子大生像を描かれていました。
彼の描く女子大生って、本当にリアルなんです。
もはや阪元監督は女子大生を経験しているのではと疑っているほどに。
ふみかのリアルな女子大生としての心情と、「殺し屋の幽霊に取り憑かれた」というファンタジーの融合こそ、本作の魅力です。非力に見える女の子が、実ははちゃめちゃに強かった!というのはよくあるストーリーですが、本作はそれに留まりません。
男と男の友情も、同時に鮮烈に描かれているからです!!!!!
これだけ見ると、要素がてんこ盛りすぎるのでは?となりますが、全く問題はありません。
むしろ、ここに「最強殺し屋アクション」が追加されます。死んでしまった工藤と、その後輩の影原の男と男の友情。
突然の激重展開に、ふみかの存在を忘れそうになったのは私だけじゃないはずです、、。
この2人の物語だけで、正直三部作が作れると思います。
それほどに魅力的な2人でした。
「飼い犬」として使われてきた殺し屋の男たちに芽生えていた友情、もっと見ていたかったです。
影原が度々見せる切ない表情に、工藤への未練を感じざるを得ません。
でも、そんな彼らを再び結んだのは、工藤に取り憑かれたふみかでした。
彼女の真っ直ぐな怒りが、影原と工藤を動かしていきます。
女子大生、恐るべしです。
また、個人的に本作の好きだったポイントは、よくある「女だから」といったようなステレオタイプ的な表現がほぼ完全に排除されていたところです!
逆に、そういう発言をするキャラクターはメタメタにやられます、笑
「女子」大生だけど、それを普通に描く。
そこが個人的にはとても好きでした。
女子の持つ女子なりの強さとか、それを侮辱しない殺し屋たちの優しさとか、キャラクターの人間としての解像度が高いんです。
居ないはずなのに、どこかに彼らが存在している気がする。
そんなリアリティさを孕んだアクション映画、ぜひともこの春に、劇場で!ご覧下さい!
最後に、犬様は無事です!!!!!