オススメのバイプレイヤーはいますか?どんな名作でも主役だけでは成立しないのは古(いにしえ)からの倣い。例えば冒険ものならヒロインが必要(もっとも昨今は『トゥームレイダー』、『バイオハザード』など女性が主役でヒーローのいない冒険ものも多くなってきましたが)。そしてすべてのジャンルに共通するのはいいバイプレイヤー(脇役)が物語を盛り上げるのに不可欠ということです。
そこで、皆さんにオススメのバイプレイヤーをご紹介願いたいのです。
私の場合はまずエド・ローターを挙げたいです。『ロンゲスト・ヤード』の看守長役で強い印象を残し、『ザ・アマチュア』で主人公を訓練し、後には彼の命を狙うCIAの工作員役、ぐっと時間が経っての『ロケッティア』ではFBI捜査官という物語の主要な出来事に絡んでくる重要な役柄が多いです。
次に『ロンゲスト・ヤード』つながりでエディ・アルバートを。同作品ではアメリカン・フットボール好きの刑務所長役で出演。最初は入獄したアメフトの有名選手であるバート・レイノルズに優しくすると見せて、のちに自分の言うことを聞かない囚人を痛めつける狭量な人間であることが分かります。この最初と最後で評価が覆るのはエド・ローターの看守長も同じ(というか逆の方向ですけど)です。
彼を最初に意識したのはロバート・アルドリッチ監督の『攻撃』です。(もちろん、その前に『ローマの休日』でも出てるんですが)無能で臆病な大尉役で50年代のアメリカ映画としては珍しく米軍内部の腐敗を描いていました。他にも『星の国から来た仲間」とか『マックQ』などにも出ていますが、特に『マックQ』が警察内部の腐敗も描いていて、その疑いをかけられるという役柄でした。ここで彼が善悪どちらの役もできるということが物語を牽引しておりました。演出もどちらにもとれるようなもので最後までハラハラドキドキしておりました。
長々と書いてきましたが、皆さんも推しのバイプレイヤーがいらっしゃると思います。洋画、邦画を問わず、ご紹介いただきたいと思います。
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投稿を表示邦画なんですけど、光石研さん
どうでしょう
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投稿を表示さっちゃん。
とても興味をそそるお題ですね。
私も色々と思い浮かべてみたのですが、「サミュエル・L・ジャクソン」はどうですか?
主演作もありますが、彼ほどあちこちの作品に登場する役者さんはいないのじゃないか?と思うくらいです。一時期、観る映画、観る映画に彼が出ていて、レビュアーのお仲間と「また、出てるよー」と話題にした記憶があります。
『交渉人』『パルプ・フィクション』『評決のとき』などの役が印象に残っています。
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投稿を表示すごくいいお題ですね!
映画を観るとどうしても主役よりも脇役の方に目が行ってしまいます(笑)
洋画では、なんといってもヘンリー・シルヴァ
あの蛇のような目つきと鋭さ。個性的なヒットマンでも、狂気じみた軍人でも、つい目が行ってしまいます。『ゴースト・ドッグ』での老いたギャングのボスは(ジム・ジャームッシュの演出のせいもあるのですが)ちょっと悲しくなっちゃうくらいでしたが・・
邦画は雰囲気ヘンリー・シルヴァにも似ていますけど、こちらはなんでもこなしてしまう成田三樹夫さんですね。でもやはりきりっと人をにらみつける殺意に満ちた視線は彼ならではという感じです。
『柳生一族の陰謀』の烏丸少将や『宇宙からのメッセージ』でのガバナス皇帝等、どれもたまりません