この冬、心がぽかぽかする素敵な作品に出合えました 🎦ファーストキス 1ST KISS 🎦

🎦ファーストキス 1ST KISS🎦(2025年 日本 124分)
監督:塚原あゆ子
脚本:坂元裕二
出演:松たか子、松村北斗、吉岡里帆、森七菜、リリー・フランキー
あらすじ(allchinemaより): 「花束みたいな恋をした」「怪物」の坂元裕二によるオリジナル脚本を「告白」「夢売るふたり」の松たか子とSixTONESの松村北斗の主演で映画化したラブストーリー。事故で夫を亡くした女性が、タイムトラベルによって最初に出会う前の夫と出会い、彼と恋に落ちながらも、未来の運命を変えるために奔走する姿を切なくも軽妙な筆致で描き出していく。 |
とても良かったです💛

予告を見たときは、これは絶対大泣きしちゃうやつ!って思ったので、大判のタオルハンカチを握りしめての鑑賞でした(笑)でも、全く違いました。ウルっとはなりましたが、松たか子さん演じるカンナと松村北斗クン演じるカケルの二人のやり取りが、終始楽しくて、クスクス笑ってしまいました。とても息の合った二人の自然な演技に、最初から最後までぐいぐいと引き込まれて、あっという間の124分。見終わった後は、心がぽかぽかしてくるような、優しくて温かい映画でした。
夫婦とは何か?を改めて問うてくる

劇中にこんな感じのセリフが出てきます。「恋愛中は互いの好きなところを見つける時間、結婚すると互いの嫌なところばかり目に付くようになる」
大半の夫婦がそうであるように、一つ屋根の下に暮らしていると、互いを思いやる気持ちが薄れ、自己中心的になり、会話もなくなり、そのうち干渉し合うこともなくなる、空気のような存在になっていく。カンナとカケルも結婚15年たってそんな夫婦になっていました。出会った頃は、あんなに大好きだった人も、すれ違いが続いて会話もなくなり、一緒に暮らすことに何の意義も感じられず、離婚を決意していたのです。ところが離婚届けを出すはずだったその日、カケルは他人を救って自分は命を落としてしまいました。
未来を変えることは出来るのか?

ひょんなことから15年前のカケルと出会った日にタイムスリップしてしまったカンナ。これはもしかしたら夫が死なない未来に変えられるかもしれないと思い、何度も15年前と現在を行き来します。ところが、何度やっても夫が死んでしまう現実を変えることが出来ず、カンナはどうしたら彼を生かすことが出来るのか必死で考えます。それは自分と出会わなければいい、結婚しなければいい、ということに気づいたカンナは。。。
ぼくをドキドキさせないでください

15年前の29歳のカケルが45歳のカンナに恋をします。女性と話すことが苦手なカケルが何故かカンナには親しみを感じてしまうのです。
「ぼくをドキドキさせないでください」
この究極の「好き」を表す言葉を、何度もおかわりしてしまうカンナがとてもキュートでした。このシーンは気持ち判るわ~、って女性ならなりますね。
寂しいのは好きという気持ちがあるから

夫婦というのは、空気みたいな存在にはなるけれど、ちょっとした思いやりや優しさ、おはよう、有難う、行ってらっしゃい、お疲れ様、そんな日常の何気ない言葉で、癒し癒され、時間を紡いで行けるものなのではないのでしょうか、とこの物語は教えてくれるのです。寂しさを感じるのは好きという気持ちがが残っているからなのだ、とも。出会った頃の互いを思いやる優しい気持ちを思い出してごらんなさい、とこの映画は言っているのでしょう。
餃子の伏線は回収される!

ああ、ほんとに脚本がお見事です。冒頭でカンナが3年待った人気の餃子が代引きで届くシーン。これは伏線で後でちゃんと回収されていました。それも、とても温かい回収方法で!ジーンときちゃいました。
タイムトラベルという奇想天外な展開なのに、夫婦という題材が身近な話なので、リアルに感じることが出来ます。そして、30歳から45歳を演じた松たか子さんの可愛らしいこと!
ラストはウルっとなりましたが、とても優しい気持ちで映画館を後にすることが出来ました。見に行ってほんとに良かった~(^^♪


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投稿を表示是非みたいなと思いました☺️
1人暮らしなので憧れる処もあり疑似体験出来そうに感じました😅
好きな女優も出てるので期待感UPです😉