2025年に観た映画(14) 「ファーストキス 1ST KISS」
2025年に観た映画(14) 「ファーストキス 1ST KISS」公開して時間が経つほどに当初の観賞意欲も徐々に失われてしまいがちですが、こちらの作品は脚本が「怪物」の坂元裕二氏、監督が「ラストマイル」の塚原あゆ子さんだと改めて認識し、やっぱり観逃がす手はないなと劇場に向かいました。いきなり本作の重要なシーンから始まる巧みなプロローグ。ここを最終地点として時間の軸
【ネタバレあり】『ファーストキス 1ST KISS』
【ネタバレあり】『ファーストキス 1ST KISS』映画『ファーストキス 1ST KISS』 【あらすじ】結婚して15年になるカンナ。夫婦生活はすれ違い、長らく不仲だったふたり。しかし、突然夫を事故で失ってしまう。そんな矢先、タイムトラベルの術を手に入れた彼女は、15年前の過去に戻り、まだ出会う前の夫と“再会”する。改めて彼と恋に落ちたカンナは、事故
やり直しの人生に何を学ぶ?「ファーストキス 1ST KISS」
やり直しの人生に何を学ぶ?「ファーストキス 1ST KISS」久しぶりに悶絶級の良作品に出会った。 映画「ファーストキス 1ST KISS」である。 単純にコメディエンヌな松たか子が好きでドラマ監督としての塚原あゆ子が好きでドラマ脚本家としての坂元裕二が好き。 そんな理由から密かに楽しみにしてはいたが、公開翌日に観て、大衝撃を受けた。そそくさと2度目も観て
この冬、心がぽかぽかする素敵な作品に出合えました 🎦ファーストキス 1ST KISS 🎦
この冬、心がぽかぽかする素敵な作品に出合えました 🎦ファーストキス 1ST KISS 🎦(c)2025「1ST KISS」製作委員会 🎦ファーストキス 1ST KISS🎦(2025年 日本 124分) 監督:塚原あゆ子脚本:坂元裕二出演:松たか子、松村北斗、吉岡里帆、森七菜、リリー・フランキーあらすじ(allchinemaより):「花束みたいな恋をした」「怪物」の坂元裕二によるオリジナ
松たか子のチャーミングさが抜群『ファーストキス1STKISS』
松たか子のチャーミングさが抜群『ファーストキス1STKISS』長く倦怠期にあった夫が急死、残された妻はタイムトラベルする術を手にしたことで、夫の死を避けられるのではないかと過去で悪戦苦闘する。妻が夫と結ばれないために過去に戻って出逢うといかなり突飛な設定の話ですがそこは坂元裕二脚本ということでファンタジーでありつつ地に足もつけています。監督が目下勢いが止まらな
災いの元となる“扉”を閉めていく少女の解放と 成長を描く『すずめの戸締まり』
災いの元となる“扉”を閉めていく少女の解放と 成長を描く『すずめの戸締まり』(c)2022「すずめの戸締まり」製作委員会 【すずめの戸締まり】 2022年11月11日/121分/青春、アニメ、アドベンチャー、ファンタジー/日本配給:東宝映倫区分:G《STAFF》監督・脚本:新海誠音楽:RADWIMPS、陣内一真《CAST》原菜乃華(岩戸鈴芽)松村北斗(宗像草太)深津絵里(岩
【輝ける日本映画の頂点】日本アカデミー賞特集(優秀作品賞)
【輝ける日本映画の頂点】日本アカデミー賞特集(優秀作品賞)日本アカデミー賞特集(優秀作品賞)2025年の日本アカデミー賞作品賞ノミネート作品が発表となりました!心揺さぶる人間ドラマから革新的な挑戦を見せる話題作まで、多彩な名作が集結。本記事では、それぞれの魅力や見どころを詳しく紹介します。 最優秀作品賞:『侍タイムスリッパー』 主人公の会津藩士・高坂新左衛
映画「1st Kiss」の試写会へ(ネタバレなし)
映画「1st Kiss」の試写会へ(ネタバレなし)とってもとっても幸運なことに、「1st Kiss」の完成披露試写会に当選して、一足早く観させていただきました。17,000人の応募の中の500人だったらしく・・・ 私は塚原あゆ子監督の大ファンで(塚原監督作品はほとんど見ている)、ドラマの「カルテット」が大好きで、そして「西園寺さんは家事をしない」
ベタですが、良いです。
ベタですが、良いです。命のカテーテルにまつわる実話ベースの映画化作品。映画においてここまで父親キャラを前面に押し出してきた大泉洋は初めてと言っていいのではないかという印象で、なかなか新鮮でした。かなり突飛で振り切った役柄ですが、そこは母親&妻役の菅野美穂が受け手としてドンと構えているので、バランスが取れています。カギとな
ただただ、隣にそっといてくれる人の大切さを描く『夜明けのすべて』
ただただ、隣にそっといてくれる人の大切さを描く『夜明けのすべて』今時、大なり小なり”ナニカ”を抱えていない人などいないと思います。本作の二人はPMSとパニック障害、それゆえに仕事に生活に支障が出てしまっています。この映画ではそんな人を励ますとか、背中を押すとかいうほど積極的な立場ではなく、だからと言って過剰に悲劇的に描くわけでもなく、ただただ、隣にそっと静かに立