カニさん
2023/08/06 11:28
ノーラン ノ ワールドワー Ⅱ
ダンケルク
敵兵に追い詰められて、突然 開けた海岸にほっぽりだされた感覚
塹壕のフランス兵から真顔でヴォンヴォヤージとか言われたりして
砂浜と兵士の列とパステル調の青空と独ユンカース爆撃機
スペルもそう読めるけど劇中、イギリス兵は確かにダンカークと言っている 題名はフランス語発音か? とまれ
ダンケルクのビーチに追い詰められた英、仏兵士たちを対岸のイギリスから民間の船舶も含め救出に向かう話です
戦況は、フランス、英国にとって、最悪 こんなに空や海は広いのに、この閉塞感は何だ―
英国空軍スピットファイヤー(エンジンはロールスロイスだって)撃墜され、
脱出前に風防を開けると風切り音がすごい 風防閉める 風切り音おさまる 無事着水
見届けたパイロットのトム・ハーディ かっこよすぎる この人バイクもよく似合うが
戦闘機の操縦士っぷりは、オーサム 松本零士の戦争漫画に出てきそうだ
救助船にトロピード着弾、紅茶とジャムを塗ったパンで一息ついていた百人単位の兵士たちとメンソレータムのおねえさんたちが一瞬で水没
水面と天井の間は何十センチ くくっ苦しい 観ててこっちも息を止めてしまう
再生時間中かなりの時間、僕は呼吸してなかったんではないか?
映画は、海と空と砂浜(桟橋含む)で何度も何度も閉塞と解放を繰り返す
イギリスの良心と人間の邪心
「アバンダン シップ!」船はあきらめろ!の叫びが印象的だった
ラストのコマンダー ケネス・ブラナーは、『トラ・トラ・トラ!』の山村聰=山本五十六、宇宙戦艦ヤマトの沖田艦長を彷彿
You must see this レンタルは コチラ
P.S. 音楽がいい とは言いません 音が画と一体化してる ハンス・ジマーすごい
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投稿を表示さっちゃんです。この作品、劇場に観に行きました。海岸に英兵と仏兵がひしめいていて、それを独軍機からの俯瞰視点で映す映像など大画面にもかかわらず一人々々の兵士が米粒くらいにしか見えなかったので、これは自宅に大画面のスクリーンとプロジェクターでもないと厳しいなと思ったものです。本作の評価で割とネガティブなものがあるのも、それが一つの要因かもしれません。
スピットファイアの場面は飛行機好きの私としては食い入るように見ましたが、ラストの燃料が完全になくなって滑空しながらダンケルクの海岸に不時着するシーンが、どうやって撮ったのか分からないのですが美しくって惹き込まれました。
本作では敵であるドイツ軍の顔を一度も見せないのも演出でしょうね。戦争って別に恨みがあるわけでもない相手を殺さなきゃならない(でないと自分が殺される。)ことを象徴的に見せたのではないかと推測します。
また、ヒコーキ・ネタに戻りますが本作に出てくる独軍機もスツーカ(急降下爆撃機)以外は実機であります。1969年公開の『空軍大戦略』でスペイン空軍から買い取ってイスパノスイザからロールスロイス・マーリン(スピットファイアと同じエンジンです。)に換装したタイプです。空中戦を行うメッサーシュミットBf109戦闘機も、海岸の兵士や救援の船を爆撃に来たハインケルHe111爆撃機がそうです。
何だか航空機のことを一方的に書き散らしただけになってしまいました。でも、あのときの画面が甦ってきたので、つい書いてしまいました。失礼しました。
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