【監督インタビュー】“新時代の体験型スリラー”「ニューノーマル」

はじめ

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“ニューノーマル”とは？

ー社会に大きな変化が起こり、変化が起こる以前の姿に戻ることができず、新たな常識が定着すること。

ー「新常識」「新常態」。

コロナ禍よるマスク着用頻度の増加や、オンライン会議・テレワークが主流となったりと、近年私たちも身近で体験したばかりのニューノーマル

しかしながら、こちらの6名のいる世界では、ちょっと、、、

いや、信じられないような“新常識”が生まれてしまったようです

今回は、登場人物たちのゾッとするような体験を臨場感たっぷりに味わった、チョン・ボムシク監督（『コンジアム』）の最新作「ニューノーマル」の魅力を、この度ありがたくオンライン取材に同席させていただいた私ミロシネマが、監督の言葉とともにご紹介します　

「ニューノーマル」

2024年8月16日公開　113分

原題：New Normal

監督・脚本：チョン・ボムシク『コンジアム』

ニューノーマルの住人（出演）

①チェ・ジウ「冬のソナタ」

②イ・ユミ「イカゲーム」

③チェ・ミンホ（SHINee）「ザ・ファビュラス」

④ピョ・ジフン（Block B）「ホテル・デルーナ」

⑤ハ・ダイン

⑥チョン・ドンウォン　　

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～あらすじ～

ソウルでは、女性ばかりを狙う連続殺人事件が多発し、世間を賑わせていた。ある日、マンションで一人暮らしをしているヒョンジョン（チェ・ジウ）の元に火災報知器の点検をしに来たという中年の男性が訪ねてくる。図々しく家の中に入ってくる怪しげな男性に不安を覚えるヒョンジョン。一方、デートアプリでマッチングした相手と待ち合わせをしているヒョンス（イ・ユミ）。しかし、そこに現れたのは思いも寄らない人物だった。交差する2 つの出来事が予想だにしない結末を巻き起こす…

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韓国ホラー歴代興収 2 位『コンジアム』のチョン・ボムシク監督に最「新」作について伺いました　

（取材：ミロシネマ、はじめ）

ミロシネマ：本作品を撮るきっかけについて、監督ご自身の体験談がありましたか？
チョン監督：パンデミックや新型コロナウイルス、その他にも本当に恐ろしい事件がたくさん起きています。ある意味、映画よりも映画的と言いましょうか。現実では映画以上にショッキングな事件も本当にたくさん起きていることに気が付きました。私が以前手掛けた『コンジアム』という作品の中には幽霊が出たり、超常現象的な恐怖が出てくるため、今回の『ニューノーマル』では真の恐怖を描いていると言えます。『コンジアム』と『ニューノーマル』のように“背中合わせになっている日常の恐怖”を描いてみたいという、そんな思いがきっかけになりました。

ミロシネマ：次回撮ってみたいジャンルや作品などあれば教えてください。
チョン監督：古典的な日本の怪談で、日本のホラー時代劇のシナリオを今準備しています。私は日本の古典作品がとても好きで、日本の古典映画も本当に大好きです。韓国で「日本の古典映画について、どれくらい知っていますか？」と聞かれたら、誰にも負けないくらい知っています。

ミロシネマ・はじめ：最後に、本作の魅力を教えてください。

チョン監督：改めてこの質問をいただいて、ちょっと考えてみました。以前海外の映画祭に行った時に、その現地で様々な方から賞賛していただいた中のお言葉をお借りすると、この作品は奇抜で魅力的なエネルギーに溢れている、新しいジャンルの映画です。サスペンスあり、笑いあり、可愛さあり、ブラックユーモアあり。それらの独特な悲観論が一つのキーワードだと思っています。是非、劇場で鑑賞してください。