私のルーティン(AIによるフランス映画分析):長編映画編
◆私のルーティン(AIによるフランス映画分析)
最近、AIをエージェントにして、フランス映画分析に没頭しているところ。ということで、ルーティンはAIによる映画分析といったところ。
いろいろなサブテーマで分析結果をまとめているが、今回、長編作品の探索を依頼したところ、結構面白い結果が出たので、早速引用する。
◆長編映画
AIの結果では映画の上映時間は平均で約105〜115分とされ、2時間超(120分以上)の作品は、全体の約25〜30%とされる通り、長尺は2時間以上か150分以上としてよいだろう。といっても最近は、215分の「ブルータリスト」や、175分の「国宝」など、長時間が苦にならないような作品も増え、長尺化にはあまり違和感はなくなってきたといえる。
今回フランス映画を中心に結果を出してもらったが、ベルギー映画との合作のシャンタル・アケルマンの作品を加えてもらう様、お願いした。
ジャック・リベットの作品は全般長く、またユゴー、デュマ等の文学作品が原作のものは、概して長くなり荘重な感がある。
◆長編映画のリスト
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1.ナポレオン(Napoléon):1927 / 約330分 / アベル・ガンス
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サイレント期の革命的映像美を誇る大作。
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2.天井桟敷の人々(Les Enfants du Paradis):1945 / 190分 / マルセル・カルネ
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戦時中に製作された壮大な愛と演劇の物語。
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3.レ・ミゼラブル(Les Misérables):1958 / 210分 / ジャン=ポール・ル・シャノワ
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ヴィクトル・ユゴー原作の決定版映像化。ジャン・ギャバン主演
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4.ママと娼婦(La Maman et la Putain):1973 / 217分 / ジャン・ユスターシュ
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戦後フランスの虚無を象徴する長尺ドラマ。
※昨年、やっと鑑賞できた。
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5.狂気の愛(L’Amour fou):1969 / 252分 / ジャック・リヴェット
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芸術と愛の崩壊を長尺で描いた実験的名作。
※未鑑賞
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6.セリーヌとジュリーは舟で行く(Céline et Julie vont en bateau):1974 / 193分 / ジャック・リヴェット
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夢と現実が交錯する3時間超の幻想劇。
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7.美しき諍い女(La Belle Noiseuse):1991 / 238分 / ジャック・リヴェット
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画家とモデルの関係を通して創造の苦悩を描く。
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8.ジャンヌ(Jeanne la Pucelle):1994 / 336分 / ジャック・リヴェット
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ジャンヌ・ダルクの生涯を2部構成で壮大に描く。
※未鑑賞
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9.シラノ・ド・ベルジュラック(Cyrano de Bergerac):1990 / 137分 / ジャン=ポール・ラプノー
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ジェラール・ドパルデューの熱演で知られる詩的名作。
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10.王妃マルゴ(La Reine Margot):1994 / 161分 / パトリス・シェロー
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カンヌ国際映画祭にて審査員賞、女優賞を受賞した宮廷悲劇。イザベル・アジャーニ主演。
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11.レ・ミゼラブル(Les Misérables):2019 / 155分 / ラジ・リ
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現代の郊外暴動を描いた社会派傑作。
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12.ジャンヌ(Jeanne):2019 / 137分 / ブリュノ・デュモン
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詩的かつ神秘的なジャンヌ・ダルク像。
※Amazon Primeで鑑賞予定
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13.ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地(Jeanne Dielman, 23 quai du Commerce, 1080 Bruxelles):1975 / 201分 / シャンタル・アケルマン
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デルフィーヌ・セイリグ主演。日常と孤独を3時間超で描き、女性映画史に残る金字塔。
※夕方鑑賞したので、やや疲れた。
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