アウトレイジ 最終章 「漢の涙」
アウトレイジ 最終章 平成28年(2017)10月7日公開
ストーリー
北野武監督によるバイオレンス映画「アウトレイジ」シリーズの最終章。山王会と花菱会との抗争後、大友は韓国に渡り、日本と韓国を牛耳るフィクサー・張会長の下にいた。そんな時、花菱会幹部・花田がトラブルから張会長の手下を殺してしまう。※R15+(DISCASより)
久々の北野組常連俳優の参戦!!
北野映画のイメージが強い、大杉漣、津田寛治が共にアウトレイジ最終章へ参戦する。
大杉漣は「監督ばんざい」、津田寛治は「TAKESHIS'」以来。
「ソナチネ」での絆
大杉連、津田寛治ともに「ソナチネ」が北野組デビュー作。
2017年に目黒シネマで企画されたイベント「目黒シネマ☆俳優チョイス 第二弾 津田寛治篇」が開催された。そのイベントに大杉連、渡辺哲も参加し、トークショーを行った。
そのトークショーにてある感動的な出来事が・・・
トーク中に大杉連が「寛ちゃんね!寛ちゃんに手紙を書いてくれた人がいるから読むね~」といい
読み始めた「ソナチネをフィルムで上映されることをうれしく思います」
その時、津田寛治は「あっソナチネに出ている森ちゃん(森下能幸)から」と思ったが
最後に「監督 北野武」と聞き、言葉にできないくらいな感無量の津田寛治。ソナチネでデビュー作の監督からの手紙、その手紙を大杉連が読む・・まるで映画のサクセスストーリーような出来事。映画「ソナチネ」は今もなお人気の名作となっている。
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ビヨンドの生き残り!花菱組の若頭と補佐・・・病気に苦しむ。。
花菱組を演じた二人はそれぞれ病との闘いだった。
西田敏行は2016年4月、頸椎(けいつい)亜脱臼の手術を受けて4ヵ月入院していた。
塩見三省は2014年3月、脳出血を患い5ヵ月間の入院。 左手足に後遺症が残ったが、懸命なリハビリに励み今作で復帰する。
今回の役ではセリフも多く、病を患った後には厳しい状況であったが塩見のマネージャーに「やりたい!」と駄々をこねるように言い、「北野さんに会いたい、北野作品に出たい」と願っていた。
撮影前に塩見は監督に「こんな体になりました」と言ったら「じゃぁ、塩見さんよろしくね」と何事もなかったような雰囲気だった。
北野監督は塩見に対して「本番が始まったらやっぱり、何にも心配いらなかったし、本人も今作の撮影を最後までやりきれたことがよっぽど嬉しかったみたいで、試写で泣いてたって話を聞いたから。ああ良かったなと思った。」監督の優しさと塩見の想いを感じるエピソード。
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公開イベントで漢の涙・・・
その男凶暴につき、HANABIで殺し屋役の白竜。常に監督を狙う役のイメージが強いが、前作ビヨンドでは大友(ビートたけし)の味方になった。今作も大友をサポートする役。
「28年前に北野監督と『その男、凶暴につき』をやらせていただきました。あれからもう28年経つんですね。あの映画のイメージで飲み屋に行ったら、『あ、殺し屋がきた』と言われましたけど(笑)。でも北野監督がベネチアで金獅子賞を取られて、パーティーの後に『北野組、やってきてよかったね』って言ってくださんたんですね。……すごくうれしかったです。…またビヨンド、最終章にも出していただいて、もう感動しております…ありがとうございます」と感極まって声を詰まらせていた。『アウトレイジ 最終章』ジャパンプレミアより
花菱組✖国際的フィクサー 仁義なき抗争🔫
主人公 大友(ビートたけし)
前作ビヨンドでは衝撃的なラストとなり、国内にいられず張会長の故郷韓国へ。その韓国であるいざこざが。。。
花菱会
巨大暴力団組織。
花菱会会長 野村 和夫(大杉連)
先代の布施会長の娘婿にあたる。元は証券会社に勤務していた。下積みもなく会長になったこと、組の運営について不満のある若頭西野との粗利は合わない。
花菱会若頭 西野 一雄(西田敏行)
現会長に対して不満しかない。武闘派とも思える言動もあるが実は冷静沈着で物事の見ている。
花菱会若頭補佐 中田 勝久(塩見三省)
西野若頭の弟分で信頼関係が強い。その関係性に目を付けた野村会長が西野をつぶすため中田を利用するが・・。
花菱会野村会長付若頭補佐 森島(岸部一徳)
野村会長の側近で西野へ反感ある態度をしめす。一徳さんのキャラも相まって何を考えているかわからない謎な存在。
木村組組長 吉岡( 池内博之)
前作ビヨンドで山王会のヒットマンに消された木村(中野英雄)の跡目につく。ほぼ配下とした東京山王会の監視役的な存在。
花菱会花田組組長( ピエール瀧)
韓国でデルヘル嬢を依頼したが思うようなプレイができず暴行する。しかしそのデリヘルを経営していたのは張グループだった。言い合いになりもめ事になったことで物語が始まる。花菱と張グループとの抗争について火種をつくた人物。
花田組舎弟( 原田泰造)
チンピラ風な雰囲気。張会長を狙いに行くも・・・
山王会
加藤会長時代は繁栄を築いた組織だったが、花菱組の配下になり屋敷もとられ弱体化した。
山王会会長 白山 広( 名高達男)
加藤会長、刺殺後に会長へ。かつての山王会でない現状に不服が見え隠れする。
山王会三代目若頭 五味 英二郎(光石研)
前作から組織を俯瞰し、様子見に徹底するも行動に出ない人間性を持つ。仁義より立ち回り。
元山王会組員 ※山崎( 四方堂亘)
先代の加藤会長の側近で、暴対の片岡に唆され木村を襲う。会長失脚後は堅気になり工場にて働く。けじめをつける相手。
※山崎という役は演じた 四方堂亘さんからXにて教えていただきました。 四方堂さんありがとうございました。
張グループ
張グループ会長 張大成(チャン・テソン) (金田時男)
前作では謎のベールに包まれていたが最終章では重要なキーパーソンになる。基本温厚だが花菱の中田が会長に詫びたが中田のある言葉に対して激怒する。
李(リー、グループ幹部) (白竜)
張会長の懐刀的な存在。復讐の手を貸すが暴走する大友を止めることができずにいるが・・
崔(チェ、グループ幹部)( 津田寛治)
張会長のボディーガードで側近。花菱組が会長を狙っていることを知ったが。。
市川(グループ幹部)(大森南朋)
大友に付き添うグループの武闘派。花菱組とのけじめもあり日本へ帰る大友に同行させてほしいと懇願する。
暴力団対策課・マル暴
警視庁捜査四課 繁田刑演( 松重豊)
大友が帰国した際に連行して取り調べを行うも、上の指示により大友は釈放される。上層部が張グループとの関係性に激怒し、警視庁に不満をより感じることになる。
警視庁捜査四課平山(刑事)(中村育二)
繁田刑事の上司にあたる。繁田の大友に対する追求をやめさせた。警視庁の上層部にたてつけない苦しい立場でもある。
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投稿を表示最終章は意見が割れた作品と聞きますがシリーズ集大成にて沢山の名優のキャラが際立ち北野組の熱さが伝わると思います。後半からラストまでの流れの感想も割れるとこですが、大友の一貫した意思が表されたと思ってます。実は最終章がわたしは1番好きなんですよね。また次の記事も楽しみにしています
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投稿を表示津田さんの手紙のくだり、そして塩見さんの復帰のくだり、白竜さんのくだり…。ちょっと読んでて涙ぐみましたよ😭
みなさん、こらからも長く活躍して、また北野作品に出演して欲しいと切に願います。
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