裏窓(Rear Window)By ヒッチコック
コラムを見ていただきありがとうございます(^^♪ 静香です。
今回は私が大好きな「アルフレッド・ヒッチコック」監督の作品から、「裏窓」をご紹介いたします。
裏窓はヒッチコック作品でも特に大好きな作品です。実は10代の頃レンタルをして観たことがあるのですが、先日約20年ぶりに再度鑑賞をしました。色々と忘れていることがありましたが、最後のスリルとラストの高揚感はなんだか懐かしさを感じました。
裏窓は1954年のアメリカ映画で、監督はアルフレッド・ヒッチコック。主演は『アメリカの良心』とも呼ばれた「ジェームズ・スチュワート」。そしてヒロインは後のモナコ王妃ともなる「グレース・ケリー」です。
ヒッチコック作品はモノクロ映画が多いのですが、この映画はカラー作品であり、場面やセットの鮮明さ、そしてグレース・ケリーのクールビューティーさが際立って美しく、これは10代の頃に初めて見た時も感嘆したことを覚えています。
ヒッチコック作品ならではのサスペンスですが、主人公(演:ジェームズ・スチュワート)が事故で足を負傷し自宅から出られないため、退屈しのぎに裏窓から見えるアパートの各住人達の行動を見ていたところ、裏窓の向こうで殺人事件が起こり、それを恋人(演:グレース・ケリー)やお世話をしてくれる看護師や友人の刑事たちと共に、犯人を絞り上げ、追い詰めていきます。
画面に映されるシーンの舞台がほぼ主人公の部屋と裏窓のアパートの各部屋に限定され、ストーリーや心理描写に緻密に練り上げられております。これぞヒッチコック作品という印象を得ます。
ちなみに今の時代ですと、窓が前回で各部屋を覗き見放題というのは、セキュリティ的に難しい気がするので、この時代ならではの市民の生活も映し出されているように思います。
また、裏窓のヒロインは主人公をとても愛しており結婚をしたいのですが、主人公はカメラマンで危険を伴う場所にも撮影に行くこともあります。それら等を踏まえてヒロインとの結婚を決断しかねており、たまに小喧嘩も怒りますが、とってもラブラブでアップでキスシーンが連発しますw
これはヒッチコックがグレースケリーを撮りたかっただけなのではと邪推もしてしまいました(笑)
ただ、グレースケリーの衣装や振舞い、表情は現代にも通ずるほどに美しく、気品を感じます。
そして見どころはラストシーンですね!
足が負傷しているため動けず、味方も出払ってしまった部屋で一人でいる主人公の部屋に、犯人がコツコツと階段を上る音と共に迫ってきます。主人公を襲うため…
画面の描写が本当にハラハラして、主人公は一つのアイディアで撃退を試み、かつ周囲の住民へ襲われていることを暗に知らせようとします。
そして…
最後はヒッチコック作品には珍しいかもしれないですが、高揚感に包まれたエンディングを迎えます。
20年ぶりぐらいに見ても、「あー!観て良かった!」と心から感じました。
良い作品は普遍ですね。
ちなみに昔の作品を観ていて思うことは、この役者さんは19世紀生まれなのかなとか、戦前のキャリアはどうだったんだろう。晩年は?とか色々気になって調べたりすることも好きです。
ヒッチコック作品はまだまだお勧めが沢山ありますので、色々とご紹介できればと思います(o^^o)
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投稿を表示グレース・ケリーは『ダイヤルMを廻せ!』『裏窓』『泥棒成金』と三本も出ています。
イングリッド・バーグマンも『白い恐怖』『汚名』『山羊座のもとに』に出ています。
ヒッチコックはこのタイプの女優が好きなんだろうなと思います。
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投稿を表示グレース・ケリーは『 真昼の決闘 』『 ダイヤルMを廻せ ! 』などもいいですが、本作、特に登場シーンが超絶的に美しく、一番好きです。
ヒッチコックは女優をきれいに撮るのに長けていて、それも彼の作品の魅力ですね。
オスカーに縁が薄いヒッチコックですが、晩年AFIアメリカ映画生涯功労賞を受賞。
その授賞パーティーは同賞の歴代の中で一番豪華です。
ケーリー・グラント、ジェームス・スチュアートら出席者も超豪華ですが、MCがイングリッド・バーグマンですから。
その授賞式の模様は、AFI Hitchcookと検索すると、いくつかに分けられてはいますが、ほぼトータルをYouTubeでごらんになれます。
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投稿を表示ヒッチコック、良いですね。映画の基本、王道です。ジェームズ・ステュアート、良いですよね。品があって。
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