その男、凶暴につき 歩くシーン 実は・・・。
待ったました!このコーナー「やっぱりDISCAS」
自称:DISCASのヘビーユーザーと思っているすたみなです。
わたしのバッチ「北野武」監督作品は最新作「首」を除く、過去作品は配信サービスされていないため視聴するにはDISCASのレンタル、購入になります。(近い将来Amazonプライムあたりで配信されるかも)
「やっぱりDISCAS」第一弾はやはりこの作品から紹介します。
その男、凶暴につき・・・「歩」平成元年8月公開。
時代も昭和から平成へ。
全編今までにない滲みだす暴力を垣間見せた。映像と音楽とのバランスはこのころから完成されていたように思う。異業種映画監督のブームの中あの「ビートたけしが!」と強烈な印象を与えた。
犯人役の白竜の不気味さがたまらない。 台詞の無い「歩くシーン」を カメラの位置と音楽で 成立させた作品。 映画人「北野武」のはじまり。
その男、凶暴つきに関するエピソード
🔫主演はあの歌手!!
当初、その男、凶暴につきは主演「泉谷しげる」、監督「北野武」であったが、泉谷氏のスケジュールが合わずに断念した。
🔫本当に殺し屋に・・
殺し屋の清弘(白竜) 作品公開後に白竜が街を歩いていると一般人に「あっ殺し屋だ!」と言われた。 それだけ世間に殺し屋のイメージを植え付けた。 凶暴な我妻刑事(ビートたけし)の敵役として冷徹で最高の殺し屋。
🔫痛々しいビンタシーン
トイレにて 我妻刑事(ビートたけし)が薬の売人:橋爪(川上泳)へ必要以上なビンタで追い込むシーンはとても痛いしい。あまりの痛々しさに本当にビンタをしているか!と一部批判があったが川上泳の演技により朦朧となる演技はとてもリアルだった。
🔫作品を象徴する「歩く」シーンは時間稼ぎ?
撮影が終わり、編集作業をしているとスクリプター(撮影シーンの様子や内容を記録・管理する)が「監督、尺(時間)が足りないので追加シーン」を・・スタッフや俳優さんを呼ぶのも大変で。
監督:じゃああれだな、おいらが歩くからそのシーンを追加しよう。となり、結果、最も印象に残るシーンとなった!
まだ北野作品をまだ観ていない方、久々に観たいと思った方、ぜひDISCASにてお借りください。
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投稿を表示さっちゃんさん ご無沙汰しております。
記事へのコメントをいただきありがとうございました。
黒澤明監督が「北野さんの映画はよけいな説明がないのがいい」と北野監督との対談で話しておりました。これまで漫才の中で映画について「わざとらしさ」「セリフが長い」とネタにしていましたので、いざ監督となった時に自然と「説明」を簡素化したのかもしれません。後に続く作品も同じスタンスで撮っていたと思います。
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投稿を表示お久しぶりです。さっちゃんです。
いやぁ、すた☆みなさんの熱い北野武愛を感じるラインナップですね。本作は劇場では観ておらずテレビ放映のときに観たのではないかという怒られそうな観客ですが、武さんが冒頭、ホームレス狩りをした後、何食わぬ顔で家に帰った高校生をボコボコにする場面で「やべぇ。」と戦慄したのを覚えています。これまでとは違う作品だと感じました。
武さん扮する刑事が台詞が少なくて、いきなり手が出るのが怖かったです。それまでの映画なら主人公の場合、なぜ暴力をふるうのかの説明がどこかであったものが、それが一切ない。その潔さに感心しました。主人公がそうであれば敵役にはそれに拮抗できるだけの力を持った悪党が必要だということで白竜さんを持ってきたんでしょうが、その化学変化が理不尽な暴力という怖さを観客に突きつける作品になった要因だと思います。
長々と書き連ねましたがすた☆みなさんの簡潔な記事にはかないませんね。惚れたもん勝ちです。
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投稿を表示製作初期の当初は深作欣二監督・神波史男脚本で主演がたけしと陣内孝則…というのは有名ですが、泉谷しげる案もあったんですね。偶然ながら『爆裂都市』出演者繋がりになってる(笑)。
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投稿を表示白竜は名演技だったけど、玉竜は藤村俊二だな。
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