『スパイダーマンNWH』や『ドクター・ストレンジMoM』に匹敵するマルチバースアクション映画の超傑作!『デッドプール&ウルヴァリン』
■デッドプール&ウルヴァリン
〈作品データ〉
ライアン・レイノルズ主演のお茶らけ無敵ヒーローの『デッドプール』シリーズを『フリー・ガイ』のショーン・レヴィ監督が手掛けたSFアクション映画!ガール・フレンドのヴァネッサの命を救ったウェイド・ウィルソンは神聖時間軸・アース616に移動しハロルド・ホーガンによるアベンジャーズの面接を受けるがいつもの態度が災いし面接に落ち、ヴァネッサとも破局しヒーローを引退し、中古車セールスマンとして平凡な生活を送る。ある日、ウェイドは仕事から住んでる自宅に戻り、仲間と自らの誕生日パーティーを楽しんでいると、TVAのエージェントが現れ連れ去られてしまう。ウェイド・ウィルソン/デッドプールをライアン・レイノルズ、ローガン/ウルヴァリンをヒュー・ジャックマンが演じ、他エマ・コリン、モリーナ・バッカリン、ロブ・ディレイニー、レスリー・アガムズ、アーロン・スタンフォード、マシュー・マクファディン、ジョン・ファブロー、ダフネ・キーン、ウェズリー・スナイプス、ジェニファー・ガーナー、チャニング・テイタム、クリス・ヘムズワースなど豪華キャストが集結!
・7月24日(水)よりTOHOシネマズ 日比谷他全国ロードショー【R15+】
・上映時間:128分
・配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
【スタッフ】
監督・製作:ショーン・レヴィ/脚本・製作:ライアン・レイノルズ/脚本:レット・リース、ポール・ワーニック
【キャスト】
ライアン・レイノルズ、ヒュー・ジャックマン、エマ・コリン、モリーナ・バッカリン、ロブ・ディレイニー、レスリー・アガムズ、アーロン・スタンフォード、マシュー・マクファディン、ジョン・ファブロー、ダフネ・キーン、ウェズリー・スナイプス、ジェニファー・ガーナー、チャニング・テイタム、クリス・ヘムズワース
原題:Deadpool & Wolverine/製作国:アメリカ/製作年:2024年
公式HP:https://marvel.disney.co.jp/movie/deadpool-and-wolverine
〈『デッドプール&ウルヴァリン』レビュー〉
これまで20世紀フォックス映画で配給・製作していた『デッドプール』シリーズが2019年にウォルト・ディズニー・カンパニーが21世紀フォックスを買収によってMCUに組み込まれることでどうなるかと楽しみだった『デッドプール&ウルヴァリン』。これは見事なデッドプールのMCU組み込みだけでなく、デッドプール&ウルヴァリンという強力ヒーロータッグを生み出し、さらにはマルチバースを活用させて『ブレイド』や『デアデビル』、「ガンビット」のスーパーヒーローまで大集結し、
見事なデッドプール版『アベンジャーズ』に仕上がっている!
本作は要するにデッドプールとウルヴァリンのディズニーのMCU移籍作品で、マルチバースの使い方が非常にスムーズ。これまでのマルチバースは主にドクター・ストレンジのスリング・リングで多次元に移動したが、今回は時間変異取締局TVAを上手く使い、そこを拠点にしてウェイド/デッドプールがローガン/ウルヴァリンとタッグを組んだり、虚無の世界で戦ったりしている。
『ローガン』で終わったはずのローガン/ウルヴァリンをデッドプールなりに利にかなった形で生き返らせたのはある意味お茶らけたデッドプールだからスムーズで納得出来るものであり、これによって虚無の世界(ヴォイド)での強敵カサンドラ・ノヴァとの戦いで、『ブレイド』シリーズのブレイドや『デアデビル』のエレクトラ、さらには『ファンタスティック・フォー』のヒューマン・トーチ、『ローガン』のローラ、さらには映画化されてない「ガンビット」のガンビットといったディズニーのMCU以外のスーパーヒーロー大集結し、大バトルを展開。終盤ではイケメンのデッドプールや犬のデッドプールのドッグプール、レディプールを中心とした別アースのデッドプール軍団との大バトルがあり、デッドプールらしく破茶滅茶な展開になっている。
何よりもクライマックスの展開が非常に素晴らしく、ラストのまとまり方がスッキリしている。デッドプールのMCU移籍だけでなく、ウルヴァリンの復活までスムーズに果たし、ここ最近のMCU作品では
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』や『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』に匹敵する超傑作!
デッドプールやウルヴァリン、MCUファンは当然必見、普段見てない方も『デッドプール』シリーズや『ローガン』を見てからでも見に行ってほしい!