アレクサンドル・デスプラの「シェイプ・オブ・ウォーター」❤
「シェイプ・オブ・ウォーター(The shape of water)」(2017)
◆はじめに
これまでの投稿には、何度か話題にしている、世界的に知られた、フランスの映画音楽家アレクサンドル・デスプラに興味を持ち、彼の作品集のCDを購入して、何度か聴いていた、看板作品の「シェイプ・オブ・ウォーター」は耳になじんでいた。
ちゃんと映画作品を鑑賞したのは、昨日になる。このCDは、デスプラ指揮によるフランス国立管弦楽団と、フランスを代表するフルート奏者のエマニュエル・パユがソリストを務めたライブ録音盤になり、氏が作曲した協奏交響曲「ペレアスとメリザンド」や、「真珠の首飾りの少女」、「グランド・ブダペスト・ホテル」等が含まれている。
今回は、「シェイプ・オブ・ウォーター」のサントラ盤に着目して、曲を解説する。

◆作品概要
ギレルモ・デル・トロ監督が米ソ冷戦下を舞台に、政府に捕らえられた半魚人と、掃除婦として働く口が利けないヒロインの切なくもピュアな愛の物語を描き数々の映画賞に輝いた感動のファンタジー・ラブストーリー。主演は「しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」のサリー・ホーキンスと、数々の異形キャラクターを演じてきたモンスター役俳優の第一人者ダグ・ジョーンズ。
1962年、アメリカ。口の利けない孤独な女性イライザは、政府の極秘研究所で掃除婦として働いていた。ある日彼女は、研究所の水槽に閉じ込められていた不思議な生きものと出会う。アマゾンの奥地で原住民に神と崇められていたという“彼”に心奪われ、人目を忍んで“彼”のもとへと通うようになる。やがて、ふたりが秘かに愛を育んでいく中、研究を主導する冷血で高圧的なエリート軍人ストリックランドは、ついに“彼”の生体解剖を実行に移そうとする。
2017年のアカデミー賞では、監督賞、作品賞、作曲賞他を受賞しており、サリー・ホーキンスも他の主演女優賞を獲得している。
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◆サウンドトラック盤の魅力
テーマ曲以外にも、素敵な楽曲が含まれて入るので、ご紹介したい。
●「You’ll never know」
マック・ゴードンとハリー・ウォーレンによって1943年に作られた楽曲で、二十世紀フォックス映画『Hello, Frisco, Hello』のサウンドトラックに収録された。なかでも、アリス・フェイが電話の受話器に向かって歌っており、アカデミー主題歌賞を受賞している。
映画では、イライザの友達の老年の画家がTV番組で聴いていたと思われる。サントラでは、クラシックのソプラノ歌手のルネ・フレミングが熱唱する。 ジャズのスタンダード曲の一つで、歌った事はないが、地味目ながら、なじみのある1曲。
●「ジャヴァネーズ(La Javanaise)」
セルジュ・ゲンズブール作曲のジャヴァネーズは、2006年のマデリン・ペルーの作品から、とられている。このCDジャケットもすてき。 映画ではヒロインと半魚人が愛を交わした後のシーンで、列車の移動中に使われ、主人公の満ち足りた様子が表現されており、まったりとした気分になる。
ちょうど、2006年頃はジャズ鑑賞に熱中していた頃で、このエキゾティックで個性的なシンガーに、多くのジャズファンは魅了されていた。 個人的には、アコーディオンの伴奏で歌いたく、一度合わせていただいたが、増々、この曲が好きになった。

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投稿を表示この映画大好きです❤️
たしかに、音楽も良かった🎵
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投稿を表示1度見たけど、また、見たくなりました☺️切ないけど😢良い映画だと感じたのでレンタルしたいと思いました😅