映画に登場するパリのカフェ・レストラン ①「ギャルソン!(Garcon!) 」
■映画に登場するパリのカフェ・レストラン特集(はじめに)
雑誌タイトルの「映画で旅するフランス」(「勝手にしやがれ」から「アメリ」まで)(2004.3)を随分前に購入していたので、ここに登場する映画は制覇しようと思い参考書にした。昨年はジャン・ユスターシュ監督の「ママと娼婦」(1973)をやっと鑑賞できたところ。
今回は、映画の中で登場する、パリ左岸のサンジェルマン大通りにある、有名なブラッスリーとカフェを、計3か所ご紹介する。
■「ギャルソン!(Garcon!) 」(1983)
クロード・ソーテ監督、イヴ・モンタンとニコール・ガルシアが主演の古い作品。
パリの大きなレストランを舞台に、20年前に妻と別れ今は海辺に遊園地を造るのが夢のギャルソンのアレックスの平凡ながらも楽しい生活を愉快に描いた作品。動画もご紹介する。また、舞台のレストランについても、雑誌の写真や記事も引用する。
■舞台のレストランは、ブラッスリー・リップ
夜遅くまで営業している老舗のブラッスリー。実は、最初のパリ旅行(6週間の短期留学)では、最初に立ち寄ろうと計画したお店。値段等を含めて、決してリーズナブルとは言えないが、パリらしさを味わえる。
サイトの情報“パリの美食の殿堂として、伝統的なブラッスリー料理とフランス料理を提供しており、食材の品質を最優先しています。ブラッスリーLIPPの名物料理には、ビスマルクニシン、タラのブランダード、ザワークラウト、ローストチキン、ブランケット・ド・ヴォー、子牛の頭などがあります。”を引用するが、アルザス出身の創業者ということで、ビールや料理に特徴がある様。
ピカソが常連で、パリに滞在していたヘミングウェイが「移動祝祭日」で食事をした思い出を語っているとのこと。
■監督も主演も素敵すぎる
クロード・ソーテ監督は、大人の恋愛を上手に(粋に)表現する力量がある。この作品もコメディタッチではあるが、どこか洒落た雰囲気がある。この監督の常連のイヴ・モンタンは、歌手以上に、俳優としての存在感や魅力が大きすぎるし、努力家でもあり尊敬できる役者。
「愛と哀しみのボレロ(Les uns et les autres)」(1981)のニコール・ガルシアも、落ち着いていて静かな佇まいの役が多く、素敵な女優と思う。
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投稿を表示イブ・モンタン 粋な中年男でこれぞパリジャンという感じで素敵ですね。
モンタンがイタリア出身 ジャンヌ・モローがイギリス出身なのにフランスを代表する俳優というのがフランスらしい気がします。
モンタンの映画では『 夕なぎ 』が大好きです。 もう美しすぎるロミー・シュナイダーとかっこいいサミー・フレー。 もう嫉妬に狂って、めちゃくちゃしてしまうが、彼女が好きで好きでたまらない中年男が最高で、フランス映画じゃないと成立しない映画です。
あと『 恐怖の報酬 』もいいですが、コスタ・ガブラスの『 Z 』
民衆から支持を集めるカリスマ政治指導者役がすばらしいですが、現在では観るのがむずかしい幻の映画になっていて残念です。
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