stalk の意味 自動詞 1.威張って歩く、闊歩する、大またで歩く 2.獲物を追い詰める
ストーカー (1979)
STALKER
СТАЛКЕР
1979年の映画でしょ だから題名の「ストーカー」って昨今定着したネガな意味のワードじゃなくて
当時は”獲物を追う者”みたいなポジのカッコイイ感じだったと記憶しています
監督のタルコフスキーには「惑星ソラリス」で東京の首都高ドラレコ映像を延々と見せられ
気が狂いそうになったのにも拘らず、この題名につられて観てしまいました
ロシアは(と思うけど)寒そうだ
台所と洗面所が一緒になったような部屋のコーナーにストーブみたいなんが、あって炎がチラチラしている
寒いところの生活の知恵かなんか知らんけど ストーブは少し高い位置にある
顔の高さ 昭和の湯沸かし器的な感じ こんなん初めて見た めっちゃ気になる
”客”を連れてレンガ造りの迷路を進む 屋内なのに貨物列車が通る ガタンガタン
ゴジラをやっつける時、使うようなでっかい絶縁体を配した設備を積んでる
映画の前半では、ロシアの人って、余計なことはしゃべらない人達かもしれないと思ったが
後半は、ガンガンに言い合い
ぬめぬめーとしたパンとかズームインがこの監督の魅力。 BGV(言い方、古い?)として消音で流しっぱにしたい
T型戦車の残骸 ハゲ3人がゾーンと呼ばれる立ち入り禁止地区の”部屋”を求めて注意深く叢を進む
”部屋”は、ひとの願いをかなえるという
モノクロームからカラーへ 光と影から、人肌のぬくもりが感じられるトーンにだんだんとグラデーションしていく映像
ぬめぬめパンとズームに加えて、色までぬめぬめと移ろいゆく
登場人物の顔が(当たり前やけど 人間だもの!)人間味を帯びていく でも、感情移入はできない というかするのが怖い
わんこ と 鷲 or 鷹
この映画に猛禽類が出てくるのは、覚えていたが 久しぶりに観て ちょっと感じが違った 相変わらず意味は分からんかった
クロックを横目で見ながら観はしましたが、そんなに長さは気にならなかった(2時間40分ぐらい)
ロシアの作品は小説でもなんでも長いとあきらめているので(罪と罰の文庫本とかレンガみたい)
因みに原作は ストルガツキー兄弟 です(兄弟てッ!)