秘密の森の、その向こう
なんだかわからないけど、めちゃくちゃ響いちゃって涙が止まらない。ラストシーンも凄く良くて、おまけにエンドロールの歌も最高に良い。もう、いつ泣きやめるかわかんない!
そして、決して多くない台詞。
これは、台詞よりもその佇まいごと楽しむ作品なのかもしれません。
【ストーリー】
ネリーはおばあちゃんが死んだ。お別れを言えなかったと後悔している。ママは皆、死ぬ事はわからないのだから、仕方ないと慰める。
そんなママは自分の母親が亡くなった訳で。ネリーよりも悲しそう。そしてその後、ママは家を出てしまいます。
残されたパパとネリー。おばあちゃんちを片付けます。そんな時、ママが小さな頃に建てた古屋を見つけるネリー。
そこには同じ年頃の女の子。
その子はマリオンと言いました。
ママと同じ名前。
なんだか変だなぁと思いながら、一緒に古屋を作る手伝いをするネリー。雨に降られて、子供らしく2人で走った先は、ネリーからすると先ほどまでパパと片付けていた、おばあちゃんの家。え?ってなりますが、そこには若い頃のおばあちゃんが。
【ここがポイント】
そうなんです。これ、タイムスリップしちゃうお話なんです。
たくさんそんなお話ってあるんだけど、コレはまた違った良さが詰まりまくっています。
なのに、73分しかない作品。
2人は遊んで色々な話をします。そんな中、マリオンは女優になる夢があった事を、ネリーが知ります。目の前にいるのは同じ年頃の女の子ですが、母親の子供の頃だと確信していきます。
【ちょっと裏話】
このネリーとマリオン。CGや一人二役ではなく実際の双子ちゃんです。しかし、シアマ監督は双子のキャスティングにはこだわっていなかったそうです。また、2人が仲良くクレープを作るシーンは、全く演技指導していなかったとか。この姉妹の服装もよく見ると反転するような色合いだったり。シアマ監督はかなり日本のアニメにも影響を受けています。迷った時は宮崎駿監督ならどちらを選ぶか?などと考えたりしたそうです。
原題は『プチママン』小さなお母さん、こっちの方が私は合ってる気がします。
【私の刺さりポイント】
私が女系家族なのも手伝って、この親子三代の物語が、すっかり自分とタブってネリーに感情移入してしまいました。もしあんな風に子供同士で母と会えたら、仲良くなれたかなぁって思ったら、何だか涙が止まらなくなりました。
あんな母にもなりたかったものや、やりたかった事があったのかな。もしかしたら、私の存在が色々な事を彼女から奪ったんじゃないだろうか。今は自分が母親となったので、更に娘のことも考えながら観たため、より感情的になったんだと思います。
【この作品、オススメは?】
とにかく素敵な映像も手伝って、母を想いあなたもきっと、溢れる涙が止まらないでしょう。
命の繋がりだけじゃなく、記憶の繋がりや、親も子供の頃や、娘時代があったんだよなって、ちゃんと思い出させてくれる作品でした。
涙活に、オススメ⭐︎
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投稿を表示じゅんちゃん、いつの間にかたくさんコラム書いてた💦
これは本当に大好きな作品✨映画館で観た時、またすぐに観に行きたくなった!じゅんちゃんの話いろいろ聞いてたから、刺さるのがすごくわかるよ🥹
ラストシーンが最高なんだよねー✨
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投稿を表示わたしも好きな作品です✨あのクレープ作るシーンは可愛かったなぁ☺️森に迷いこむ感じはトトロっぽいし、73分の中に旨みを凝縮した映画でした😄
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