「一番泣いた映画」と言われてパッと思い浮かぶ映画ってありますか？

 

自分は最近の記憶だと、間違いなくこの映画が思い浮かぶんですよね。

 

『湯を沸かすほどの熱い愛』

（C）2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会

ご存知の方も多いと思います

宮沢りえさん主演の映画で、ヒューマン邦画の中でかなり有名な作品ですよね。

 

恥ずかしながら私は最近になってこの作品を見ました、ずっと見ようとして温めておいたんですが

 

結果として、もっと早く見ればよかったと思いました。。

 

【ストーリー】としては割とシンプルなお話で

 

銭湯を営んでいた幸野家だったが、一年前にふらっと父が蒸発し銭湯は休業。

 

母・双葉は一人で娘を育てていた。そんなある日、双葉は突然倒れてしまう。

 

医者によると、癌が転移しており「余命わずか」との宣告を受ける。

 

その日から、双葉は死ぬまでに絶対にやっておくべきことを実行してゆく。

 

（C）2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会

 

といったあらすじ

 

話の構成は分かりやすく、また映画の雰囲気も決して重苦しい感じではないので

あらすじの印象にしては比較的に観てて入り込みやすい。そして単なるお涙頂戴の映画ではない。

 

テーマは「母の愛」

 

えー重そう、と思ったでしょう、大丈夫重さはそこそこです。

 

こういった映画でよくあるのが、話とか間が冗長すぎて退屈してしまうことですが、

 

この映画ではそういったことはなく、テンポ良し見せ場多しでずっと感情移入してられます。

 

何が凄いってこの映画、泣きポイントが多すぎるんですよね(良い意味で)

 

多分覚えているだけで私は４回くらい泣きました、最近涙もろくて困る。

 

なんでここまで泣けるんだと、それはキャスト陣の演技力と話の構成の賜物です。

 

特に主演の宮沢りえさんと、娘役の杉咲花さん、そして伊藤蒼さんとオダギリジョーさん。

もちろん脇を固める俳優さん方も素晴らしいのですが、この四人が特に凄い。

特に杉崎花さんは、公開当時、8年前になりますが当時18~19歳だそうで、演技力やばすぎる・・。

 

「市子」で魅せた演技力はこの頃から既に培われていたんですね・・

（C）2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会

 

 

そして脚本ですよね。予想外の展開に、上手い伏線とその回収。

 

所謂余命モノって多々散見されますが、大体ちゃんと見れば泣けるんですよ、

ちゃんと見れればね。

自分は集中が続かない方の人間なので、静かで間を使った映画って少し苦手なんです。

 

しかしこの映画は違って、そんな落ち着かない人間にもしっかり感情移入させて、

飽きずに120分観させてくれるんですよ。

 

そして訪れます「衝撃のラスト」が。

 

私は「衝撃のラスト」という触れ込みを知らずに拝見したので、正直違和感を覚えた程度でした。

 

「いや、まさかね・・笑」と思っていましたが・・・。

 

ここではこれ以上触れないでおきます。

 

ラストの解釈がどうであれ、全編通して素晴らしい映画だったという感想に間違いはないです！

 

 

ここまで読んでくださりありがとうございます。

 

この素晴らしい映画を見つけるための一助になれたなら光栄です。