♠Noëlのフランス映画!
♠はじめに
今年2月頃にシネマニストになったので、クリスマスシーズンを送るのは初めてなので、古いけど、捨てがたいフランス映画から、海外のXマス(Noël))の過ごし方をゆっくり鑑賞してみたい。
◆◆「アガサ・クリスティー 奥さまは名探偵 ~パディントン発4時50分~ 」(2008)
これまで、パスカル・トマ監督による「ゼロ時間の謎」(2007年)と合わせ、アガサ・クリスティー三部作の最終章とされていた。
◆概要
警察を引退したべレスフォード大佐(アンドレ・デュソニエ)と妻のプリュダンス(カトリーヌ・フロ)。大佐の叔母が夜行列車で、すれ違う列車内で女性が首を絞められているのを目撃。プリュダンスは、その列車がモルガン発4時50分の列車で、死体は急カーブで窓から外に投げ出されたと推理し、線路近くの屋敷に、夫に内緒で家政婦として潜入する。一応クリスマス前の事件とされる。
◆◆「ブッシュ・ド・ノエル(La Bûche)」(1999)
メディアを注文するも在庫がなく返金されたので、まだ観てはいないけど、なかなかキャスト(エマニュエル・ベアール、サビーヌ・アゼマ、シャルロット・ゲンズブール等)が良いので、YouTubeのTrailerを観るだけで我慢することにする。
◆概要
クリスマス直前のパリ。イヴェットの2番目の夫の葬式が執り行われようとしている。葬式のためにイヴェットの3人の娘たちもやってきた。しかし、3人はそれぞれに自分たちの悩みを抱えていて、そんな彼女たちに、クリスマスまでの短い間、さらなるトラブルが降りかかる。「王妃マルゴ」の女性脚本家ダニエル・トンプソンの監督デビュー作。
◆◆「クリスマス・ツリー(L' arbre de Noël)」(1969)
◆概要
保養地の小島で水爆実験に巻き込まれ、放射能を浴びてしまった少年。白血病に犯され急激に弱っていく少年の“クリスマスまでは生きたい”という願いを聞いた父親は、必死の努力を始める。テレンス・ヤングが仕上げた作品。ツリーが飾られた部屋で、亡くなった少年に寄り添う二匹のオオカミが印象的。父役はウイリアム・ホールデン。
音楽は、多くの映画音楽を作曲している、ジョルジュ・オーリックが担当している。
◆◆所感
本当に、奥さまは名探偵のカトリーヌ・フロは、対面していて明るい気持ちになれ、コミック・サスペンスとして楽しむことができる。彼女の場合は、等身大での演技ができる作品が多いので、貴重な存在だと思う。
クリスマス・ツリーの主人公のパスカルは、いつも高らかな声で話し元気いっぱい。死期を知らされても、気丈に淡々と過ごす姿に感銘を受ける。