2023年に観た映画(19) 「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」
№19
日付:2023/5/14
タイトル:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3 | GUARDIANS OF THE GALAXY VOL. 3
監督・脚本:James Gunn
劇場名:シネプレックス平塚 screen1
パンフレット:あり(¥990)
評価:7
3作目となる本シリーズ、マーベル作品群の中でも特にお気に入りのキャラクター達なのですが、そういう作品に限って1作目は観逃している。「アイアンマン」同様こちらも2作目からの参入でした。でもってマーベル作品は「アヴェンジャーズ」以降、他の主人公の作品に当たり前のように登場するので、ここに至るまでの経緯を追うのが少々しんどい。それに前作のエンドロール後の意味深なシーンなんて覚えとりゃせんです。記憶力に自信のない方(=私)はちゃんと前作と関連作品を復習してから観るべきなのでしょう。
前作から6年、このシリーズで本格的に登場したサノスがMCUのラスボスとして存在感を増す間は他のシリーズへの遠征が続きましたが、今回は純然たるガーディアンズの物語。先の決戦で愛するガモーラを失い腑抜けと化したピーター・クイル/スター・ロード達に突如襲い掛かる強敵。傷ついた仲間を救う為、再び立ち上がる第三弾は、今回の主人公ともいえるアライグマのロケットの悲しい出自と共に、泣いて笑ってワクワクできる作品でした。まさにマーベル版「銀魂」!
シリーズを通じて流れる懐かしい曲のオンパレードもオジサン世代にはたまりません。心に傷を抱えるさびしんぼうの集まり、ガーディアンズの物語の締め括りに相応しい、"Badlands"(B.スプリングスティーン)の甘く切ない調べにホロっときた。サントラ買っちゃおうかしら。
完結編と聞いていたのですが、まだまだ全然続きそうだし、ジェームズ・ボンドばりに「スター・ロード・ウィル・リターン」と宣言して終わっているので安心していたのですが、シリーズを通じて脚本と監督を担当してきたジェームズ・ガン自身がインタビュー記事でこれが最後と明言していました。
本シリーズのファンとしては少々残念ではありますが、MCUの世界感は決して一人の監督のものに非ず。彼等の益々の活躍に乞うご期待ですね。
・イントロダクション
・シリーズ・ストーリー
・ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの冒険と功績 稲垣貴俊(ライター/編集者)
・キャラクター紹介
・クリス・プラット(ピーター・クイル/スター・ロード)インタビュー
・ポム・クレメンティエフ(マンティス)インタビュー
・デイヴ・バウティスタ(ドラックス)インタビュー
・カレン・ギラン(ネビュラ)インタビュー
・ショーン・ガン(クラグリン)インタビュー
・ウィル・ポールター(アダム・ウォーロック)インタビュー
・チュクーディ・イウジ(ハイ・エボリューショナリー)インタビュー
・“銀河一間抜けな連中”がくれた幸せ 杉山すぴ豊(アメキャラ系ライター)
・ジェームス・ガン(脚本/監督)インタビュー
・セーラ・スミス(製作総指揮)インタビュー
・ベス・ミックル(プロダクション・デザイナー)インタビュー
・ジュディアナ・マコフスキー(衣装デザイナー)インタビュー
・ラッセル・ポビット(小道具)インタビュー
・ハイディ・マネーメーカー(スタント・コーディネーター)インタビュー
・進化と自意識の狭間で流転するキャラクターたち 小池顕久(アメコミ・エディター)
・ステッカー