ロッカーパネルって なんやねん
フレンチ・コネクション
ポパイ刑事の捜査 サンタのコスプレで張り込み捜査(社会鍋的な)ガキどもー集まれーって昭和な感じ
この監督ウィリアム・フリードキンの映画の画質というかザラザラ感のある画が大好きです
撮影はオーウェン・ロイズマンさん(今年の1月に亡くなっていた 合掌)『エクソシスト』もこの人(監督も同じ)エレン・バースティンの吐く息が白く それが消えていく感じとか キュンです
いい刑事とわるい刑事のコンビはよくありますが、この映画の”熱血”ポパイ(ジーン・ハックマン)と相棒ロイ・シャイダーには二人共それぞれ、クール&ホットの両面を持ち合わせたいいコンビと思います 陰と陽の単純なバディムービーではないと言うことですけど
観直そうとして字幕吹替の設定を忘れ、吹き替えで見始めたらポパイ刑事の声は『刑事コロンボ』だったんですよ 小池朝雄様ですよ うちのかみさんがねーですよ なんか笑ってしまった 英語音声に替えたけど
フレンチ大物が、待ち合わせ場所の海のお城に渡る磯みたいなところの小さい潮だまりからホヤを拾って歩きながら、ナイフで開けて?食べるシーンがあるんですけど、カッコイイ(生産量1位の宮城県、このシーンをCMで使ってよ)おねえちゃんにコートをプレゼントされたり、グルメだったりで、隅に置けませんな 旦那っ!
カーチェイスはそんじょそこらのチェイスには負けまへんでー 追いかけてるのは車じゃなくて地上走ってる地下鉄ですけど
逆光の中、小走りにこちらに向かってくる二人 NYのダウンタウン ローワーイーストサイド(多分)のバーにガサ入れだ ヤクを回収、シェイカーに入れてドロドロのカクテル 情報提供屋との小芝居とほんまに殴らせる大芝居を打ってバーを出ていく 割と好きなシーン
逆光で認識しましたが、この映画の照明って一貫して暗いなーいい意味で ほんまに起こった事件なのでドキュメンタリー感、出てるよなー
昼のシーンは自然光のみで撮っているんかな? ザラザラ感に一役買っているかもです
ポパイのモデルが映画でポパイの上司役をやってる!なんて うそやん 元刑事の素人でしょ? 演技うますぎる
冒頭からずーっと出演しているアメ車 リンカーン・コンチネンタル 押収して解体して”ブツ”を探すけど ない 全然 ない
行き詰まり感満載の整備工場
相棒「ここに来たときはこの車、何キロ?」
車整備のおっちゃん「2175キロ」
相棒「おかしいな 車の仕様書では2121キロやぞ」
「マルセイユ港で荷積みのときにすでに54キロ重なっとるやんけ なんか隠されてる!」
車整備係のおっちゃん「そんなはずない 全部、はがして調べたっちゅうねん ロッカーパネル以外は・・・」
ポパイ「ぬあにー おっさぁーん なんやねん そのロッカーパネルっちゅうのはー」
ラストシーンは、ネタバレなので言いませんが、
「どうなったんやーっ」と戦慄が走ります 映画館で観てたら、しばらく椅子に張り付いてたでしょうね エンドロールが終わっても
オマケ:んんー ダイナマイト!! レンタルは コチラ
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カニさんは、私のツボにはまる映画ばかり取り上げてくださるので新しいコラムを拝見するのが楽しみです。今回も、それぞれのキャラクターや映像についても掘り下げられているのを「そうそう。」と頷きながら読んでおりました。
本作は二番館で観たのですが、ラストはコラムに書かれてたとおり「え、何?どうなったの?」と椅子に貼りついておりました。
ポパイのモデルになった刑事が上司役で出てたという話ですが、この方、映画に出るのが楽しかったのか、同じ刑事をモデルにした『バッジ373』でも上司役で出ておりました。
あと、余談ですけど、この映画で初めてアンクル・ホルスターというのを知りました。ポパイがくるぶしに装着しているアレです。拳銃もガタイに似合わぬS&WM36チーフスペシャルという38スペシャルの小振りなやつで、そこも可愛くて面白かったです。
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