『少年の君』しつこいくらい推したい、隠れた名作

今回ご紹介するのは、２０２１年のマイベスト映画

世界中の人達に何度でもオススメしたい『少年の君』という中国作品です。

日本では上映していた劇場が少なく、あまり知られていない作品ですが、

いまだに忘れる事ができない、隠れた名作です。

そんな素晴らしい作品の魅力をご紹介します！！

【あらすじ・ストーリー】

進学校に通う優等生の少女チェン・ニェンは、借金取りに追われる母親と暮らし、一流の大学に進学して貧しさから抜け出すために、ひたすら勉強に打ち込む日々。

そんなある日、同級生がいじめを苦に自殺する事件が起こり、今度はニェンがいじめの標的に。

そんな中、下校途中に集団リンチの現場に遭遇し、暴行を受けていた少年を目撃する・・・

最大のポイントは、二人の演技の良さがもう・・・

二人のやりとりに魂が揺さぶられ、私は泣いて泣いて泣きました。

今思い出しても心がぎゅってなるほど。

特に、主人公チェン・ニェンを演じたチョウ・ドンユイの儚さと、何も語らなくても瞳の中に悲しみが写っていて、見ているだけでこちらまで胸が締めつけられてしまうんですよね。

きっと一度観たら絶対に忘れられない、いつまでも余韻が残り続けること間違いなしです。

壮絶ないじめ、苛烈な受験戦争、ストリートチルドレンなど過酷な社会問題を描いたサスペンスでもありながら、主人公２人の繊細で儚いラブストーリーでもある。

この作品を一言では言い表せないくらい、たくさんの問題が組み込まれています。

ですが、全体的にテンポ良く進んでいくので、最初から最後までグイグイ引き込まれてしまうはず。

中国国内では、諸般の事情で殆ど宣伝が行われないまま公開されたにも関わらず、
爆発的な反響を呼び、２５０億円近い興行収入を叩き出す大ヒット。

また香港アカデミー賞（香港電影金像奨）では、最多１２部門ノミネートされ、８冠を達成したほか、これまで実に50以上の映画賞を獲得。遂には第93回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされるなど世界中から圧倒的称賛を浴びました。

などなど、どうでしょう、これだけでも観たくなりませんか？

描かれているテーマはかなり重いですが、観終わった後はきっと温かいものが心の中に残り続けると思います。

とにかく映画ファンの方は絶対に観るべき作品だと思う、本当に全力で推しに推したい。

きっとあなたも、忘れることができない一作になるはず！

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読んでいただきありがとうございました。

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