たった一回しか笑わなかったコメディ映画
“笑い”にまつわる名言
“天才ギャグマンガ家”の赤塚不二夫がかつて言っていた。
「本当に面白いコメディ、喜劇は何度も笑ったりはしない。
笑うのはたった一回だけ。凄く面白ければ最初から最後まで笑いっぱなしで、
口を閉じるヒマがない。だから笑うのは一回。これが本当に面白いという事なのだ」
そんなに面白いもん、本当にあるのか!?
な~んて思ってたら、実際にあった。
それが、日本で1977年に公開されたメル・ブルックス監督のコメディ作品。
映画「サイレント・ムービー」
ホントに面白い!
腹抱えて笑うギャグのオンパレード!
とにかくクダラナイ(これは、褒め言葉、とても素敵な事なんです)!!
一番の魅力は何たって「サイレント」な事。
全て視覚的なギャグなので、英語の分からない日本人でもよ~く分かる。
言葉での笑い、英語でやられると客席で笑うのは外国人だけという
悔しい体験をしないのがとてもGOOD。
それと出演者のマーティ・フェルドマンの動きと表情がまたクダラナイの極致。
豪華ゲスト陣までがギャグを
ゲストも豪華で、
*ポール・ニューマン
*ライザ・ミネリ
*バート・レイノルズ
*ジェームズ・カーン
そして、映画「奇跡の人」のサリヴァン先生役でオスカーに輝いた
アン・バンクロフトも出演。私生活で監督のメル・ブルックスと夫婦であるとはいえ、
こんなバカバカしい映画に協力するなんて大したもんです。さすが、夫婦愛。
それと、もう一人、世界的なパントマイム・アーティストの
マルセル・マルソーも出て来て、一発大きなギャグをかます。
これが洒落てんだなぁ。一体、何が!?それは観てのお楽しみ。
見終わった後に、あらためてタイトルを目にして気づくはず。
英語が分からない日本人が笑えて、
頭の中にBAKAの花が咲きっぱなしになるコメディの名作、
それが「サイレント・ムービー」なのだ~!
おまけの噺
同じメル・ブルックス作品の「ヤング・フランケンシュタイン」
(通称“ヤンフラ”)も面白い、お勧めです。
ちなみに、1977年、松下電器のポータブルテレビ“トランザム”のCM。
このCMで大相撲の高見山が大きな身体を揺すってタップを踊り、当時、大きな話題になりました。
このアイデアの元は「ヤング・フランケンシュタイン」の1シーンからだと言われています。
ま、こんな事知ってたって死ぬまで役に立つことないやね。スンマセン、失礼しました~!
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投稿を表示1977年、松下電器のポータブルテレビ“トランザム”のCM。なんとなく覚えています。サイレント・ムービー観たいです!