まさかの感動・・・そして、泣ける!!
日本地図について
いきなりですが、
日本地図を見て感動した事はありますか?
ナヌッ、劣情をもよおした事ならある、だって!?
そういう特別な方はほっといて・・・普通はないはずです。
ましてや、涙するなんて事もまずない。
でも、そんな貴重な体験を味わえる作品がある!
映画「 大河への道 」
多くの人が学校の日本史の授業で習いました。
初めて日本地図を作り上げた人物、伊能忠敬(いのう ただたか)。
今から200年以上前の江戸時代、日本全国を歩いて測量し、
精緻な日本地図を完成させた正に、偉人。
現代のように文明の利器などない時代に
一歩ずつ歩いて距離を測り、日本の領土を初めて図面にし
正確に描き上げたのである。
しかも、その測量に出発したのは55歳の時。
今の時代だって、その歳から何か大きな事を始めようとしたら大変。
ましてや江戸時代、これから還暦に向かう歳で日本中を歩いて測ろうというのだから、
よっぽどの気概、強い意志がないと出来やしません。
やるぞ~、俺はこれから毎週2本、映画を見る~!・・・なんてのとはワケが違う。
それだけに、完成させた日本地図を実際、映像で目の当たりにした時の感動はとんでもない。
え、え~っ、こんなにスゴいもんだったの~!!
学校のテスト問題で「伊能忠敬」と「初の日本地図」を線で結ぶ事は出来る。
知識はその程度、単なるキーワードとしてしか知らなかった。
それだけに、その驚きたるや半端ではない。もう、圧倒されてしまう凄さ。
実際、現代の衛星写真と重ね合わせても寸分違わないほどの精緻さなのだ!
そして、その背景にある地道な努力や計り知れない苦労を思うと・・・感動し、
つい熱いものが込み上げて来るのです。
そこには、日本地図で涙ぐんでいる自分がいる。
命をいただく“タコの刺身”を見たって泣きはしないのに、日本地図で泣けちゃう自分が
いるんです。これは驚き。
で、タイトルは何で「大河への道」なのかって!?
この物語の原作は、立川志の輔の創作落語「伊能忠敬物語 ~大河への道~」。
立川志の輔も伊能忠敬の地元、千葉県香取市佐原にある「伊能忠敬記念館」で実際に、
この日本地図を見て感動、噺を作り上げたという。
ストーリーは、伊能忠敬の偉業とその苦労をただ話にしているわけではない。
市役所が地元の偉人 伊能忠敬を主人公にして「大河ドラマ」化を実現し、
何とか町おこしに役立てたいと奮闘する姿を軸に展開して行く。
だから、「大河への道」なのだ。
しかし、地図完成前の伊能忠敬にとんでもない事態が起きていた。
この事実から生じる様々なドラマが、大きな見せ場となって行く。
現代の市役所職員と江戸時代の地図作成に関わる幕府に仕える天文学者、
その二役を演じる中井貴一がスゴく良い。笑わせてくれます。泣かせてくれます。
そう、完成した日本地図だけではなく、ストーリーでも十分、泣けるんです。
ちなみに、立川志の輔の原作を映画化した企画も中井貴一なのだ。
脚本家役の橋爪功も良いし、北川景子もビューティフル。
さあ、ハンカチ片手にご覧あれ!
今日から日本地図を目にするたびに、この映画の感動が甦ってくる・・・!!
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投稿を表示中井貴一が木梨の会(ラジオ番組)にて「大河への道」の番宣をしておりました。立川志の輔の原作という事を聞いただけでも「観たい」作品です。記事を読ませていただきさらに作品に興味津々です。