オススメは出来ないけど、語りたい映画たち
こんにちは。
最近『MEN 同じ顔の男たち』を見て、これはオススメできないけど
なんだか語りたくなる映画だなと思い、ちょっとそんな作品を集めてみました。
●マザー!
1917年、監督:ダーレン・アロノフスキー
主演:ジェニファー・ローレンス
本作は日本では劇場公開が中止になり、ビデオスルーとなりました。
その理由は観てみると納得なのです。
最初は凄く引き込まれていくのに、途中から何が何だか訳がわからなくなり
見終わった後には?マークが頭の中をぐるぐるします。
何じゃぁ、こりゃ?とつぶやくこと請け合いですが、何故かいろいろと考察したくなるという代物。
そして、結局この物語は聖書そのものだということなのです。
アロノフスキー監督が言うには、
「一般受けする映画を作ったわけではない、一部の人たち(キリスト教徒?)向けに作ったのだ」
そうで、だから万人に理解されなくてもいいのだ、といういことらしいですよ。
それにしても、理解不能な映画の代表作としてあげられるのではないでしょうか。
●ミッドサマー
2019年、監督:アリ・アスター
主演:フローレンス・ピュー
何がなんだかわからなくて、2度見ました。
何度みてもやはり理解しがたい感情に襲われます(笑)
これは今をときめく『A24』制作作品です。
映像はため息が出るほどとても綺麗。その綺麗な映像が中盤から一転して不穏なものに変わっていきます。
スウェーデンのポルガという村にあるコミュニティを訪れたた学生たちが体験する不思議な出来事と恐怖。
本作も、見終わった後に、え?何?何だったの?となりますが
何故か私の心を捉えて離さないという不思議な感情に襲われました。
だからこそ、2度も見たわけで。。。(;^_^A
グロいシーンも多々あるので、苦手な方にはオススメは出来ませんが
見るといつまでも不思議な余韻に浸れるかもしれません。
●MEN 同じ顔の男たち
2022年 監督:アレックス・ガーランド
主演:ジェシー・バックリー
これも『A24』制作です。
いやはや、これも前半の緑を基調とした美しい映像には惹きこまれていきますが
後半は、一転してグロいです!
そして何が言いたいのかさっぱり意味不明で、え?なにこれ?ってな感じで映画は終わりますが
終わった後に、一緒に見ていた息子とあれやこれやと考察を始めて、盛り上がりました(笑)
夫の死を目の当たりにしてしまった主人公ハーパーが、心の癒しを求めて田舎の豪邸を借りて住み始めるのですが、ここで恐怖の体験をすることになります。
このトンネルのシーンから、ドキドキ感が高まり、不穏な雰囲気がどんどん加速していきます。
で、私と息子は最後まで、同じ顔の男なんて出てこないではないか!と怒りモードでした。
実は、出てくる夫以外の男たちは同じ俳優が演じているものでした。
メイクとCGの成せる技でしょうか、全く同じ顔には見えなくて困りました(;^_^A
でも主人公は同じ顔であることを指摘はせずとも、認識していたようです。
そこもまか不思議でした(笑)
見終わった後に、どうも留飲が下がらない作品たちではありますが、一見する価値はあるかも?