第77回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した「アノーラ」のショーン･ベイカー監督による、2015年の作品「タンジェリン」。

本作はiPhoneで撮影された低予算映画とのことですが、映像に遜色なくむしろ独特の疾走感がうまく醸されていると感じます。たたみかけるような脚本も面白いです。

トランスジェンダーの主人公シンディは、恋人が自身の収監中に浮気したらしいという情報をキャッチし、相手の女性を探しだそうと奔走･･！

コメディみたいなシチュエーションですが、本人は大マジメの血眼🔥 凄まじい剣幕です。
舞台はロサンゼルスの薄汚れた下町、下品な言葉のオンパレード💦
でもいつのまにか惹きつけられ、ラストはとてもあたたかな気持ちになりました。

「アノーラ」は今月末に日本公開。気になる作品です。