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飛べない魔女
2024/03/12 17:18

年を重ねても夢は諦めなくていいんだ!【ナイアド~その決意は海を越えて~】

ダイアナ・ナイアドという女性を知っていますか?

私はこの映画を観るまで全く知りませんでした。

夢を諦めることなく、64歳でキューバからフロリダまでの約180キロを52時間かけて泳ぎ切ったという偉業を遂げたマラソン・スイマーです。

第96回のアカデミー賞には

  主演女優賞にアネット・ベニング(ダイアナ・ナイアド役)

  助演女優賞にジョディ・フォスター(親友でありコーチのボニー役)

がノミネートされました!

最優秀賞は二人とも逃しましたが、二人の体を張った演技には

私の中では最優秀賞を差し上げたい気持ちでいっぱいです!


🎦ナイアド ~その決意は海を越える~🎦

アメリカ 2023年

監督:エリザベス・チャイ・バサルヘリィ、ジミー・チン

主演:アネット・ベニング、ジョディ・フォスター、リス・エヴァンス

Netflix映画『ナイアド ~その決意は海を越える~』2023年11月3日(金)より独占配信

あらすじ(シネマトゥデイより):

実在のマラソンスイマー、ダイアナ・ナイアドの挑戦を描く人間ドラマ。現役を引退しておよそ30年を経た彼女が60歳で一念発起し、長年の夢をかなえるため、キューバからフロリダまで約180キロに及ぶ海峡を泳いで横断する冒険に挑む。ダイアナの自伝を原作に、『フリーソロ』などのエリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィとジミー・チンが監督を務めた。主人公を『20センチュリー・ウーマン』などのアネット・ベニング、彼女を支える親友を2度のオスカーに輝くジョディ・フォスターが演じる。

マラソンスイマーを引退して約30年になるダイアナ・ナイアド(アネット・ベニング)。彼女はスポーツジャーナリストとしてキャリアを築いていたが、60歳にしてこれまで果たせなかった夢を実現しようと決意する。それはキューバからフロリダまで、約180キロに及ぶ海峡を泳いで横断するというものだった。激しい海流の中、サメや毒クラゲが生息する危険な海域を防護ケージを使わずに泳ぎ切ることを目標に、ダイアナは親友でコーチのボニー(ジョディ・フォスター)らと共に、4年に及ぶ壮大な挑戦に乗り出す。

監督は「フリーソロ(2019年)」でアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞したエリザベス・チャイ・バサルヘリィ&ジミー・チンの夫婦監督。困難に挑戦する人々のドキュメンタリーを多く手がけてきたが二人が、初めて劇映画でメガホンをとりました。


これはチーム・ナイアドの偉業


Netflix映画『ナイアド ~その決意は海を越える~』2023年11月3日(金)より独占配信

60歳で30年前に挫折したこの横断をやり遂げるべく、再挑戦を決意するダイアナ。親友のボニーは最初は無謀な挑戦だと止めますが、彼女の固い意志と説得に負けて、一緒に挑戦する決意をします。そう、ボニーの尽力がなければ叶わなかった夢なのです。何度も何度も挫折を繰り返し、ついに5度目の挑戦で海峡を渡り切りました。

一口に渡り切ると言っても、2日以上ずっと海の中にいるわけです。誰かが彼女に触ったらその時点で失格になるので、何があってもギブアップする時でなければ触ることは出来ません。睡眠はほとんどなし。食事や水分はボニーが浮いているダイアナにチューブを差し出しそれを口に含みます。炎天下、嵐、毒クラゲにサメといったあらゆる困難がダイアナを襲います。疲労と体力の限界で朦朧となっても泳ぎ続ける彼女に脳は幻を見せたりするのです。自分との闘いでもあります。

そして、これは決して一人では叶えることは出来ない夢です。チームナイアドがあってこその夢の実現でした。挫折するたびに、もう止めようとチームは思ったことでしょう。それでも、やり遂げるために決して諦めないダイアナに皆寄り添わずにはいられなかったのです。

リス・エヴァンス演じる航海士は最初は何かとダイアナと意見がぶつかって、「金のためにやるよ」と仕方なくこの仕事を請け負いますが、粗野だけど、本当は心優しき海の男!という感じが良かったです。

他にサメ退治担当、クラゲ退治担当などその筋の専門家がチームとなり、この偉業はチームナイアドがなし得た偉業ですね。


ボロボロになって最後まで泳ぎ切るシーンは、涙でぐしゃぐしゃになりました。


正直ダイアナの行動は自分勝手なところもあり、周りを振り回しました。ボニーの支えがなければ、チームも離れてしまったかもしれません。それでも、最後まで夢を貫くという固い意志が、チームのモチベーションとなり、やがてチームワークが一体化して、最後はやり遂げることが出来たのだと想います。

ボニーは恋人未満親友以上の関係で(ナイアドはレズビアン)二人の絆が本当に素晴らしいし、こういう親友が一生のうちで一人でもいるのは幸せなことだと思います。

演じていたアネットとジョディのリアルな体当たりの演技にものすごく引き込まれました。二人ともかっこいい女性です。ラストは涙が止まりませんでした。


年を重ねても夢は諦めなくていいんだ、ということをダイアナ・ナイアドは教えてくれます


人は大なり小なりどれだけの夢を諦めて、どれだけの夢を捨てて、そして振り返ることも無くなるほど年月がたち、いつの間にか人生を重ねていくものなのでしょうか。諦めたまま人生を終える人の方が多いことでしょう。この映画を観て、私もまだ夢を諦めなくてもいいんだ!という思いを強くしました。

 

凄く感動しました!とても勇気をもらえました!

とてもお勧め作品です!

 

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2 件の返信 (新着順)
かずし
2024/03/13 15:27

とても良さげですね!Netflixを再開したので近いうちに観てみます。


飛べない魔女
2024/03/13 17:08

かずしさん、コメントありがとうございます🎵
事実に基づくお話なのでこれは感動しました。是非ご覧くださいませ。

趣味は洋画
2024/03/12 18:51

魔女さん

ダイアナ・ナイアドという方、初めて知りました。
魔女さんの力感あふれるレビュー、素晴らしいですね。

アネット・ベニングもジョディ・フォスターも、オスカーは獲れませんでしたが、
私は、ノミネートされることそのものが受賞だと思っています。
(アカデミー賞に限ってですが、ずっと以前からその捉え方です)

このお二人の女優さん、共に60代だと思いますが、若かりし頃の演技を観ているだけに、現在の熟成された演技も観たいと思いました。

2024.03.12


飛べない魔女
2024/03/12 19:41

洋画さん、コメント有難うございます♪

>ノミネートされることそのものが受賞だと思っています。
本当にその通りですね。1年間で何千という映画が公開される中で、ノミネートされるということはそれだけで凄いことですものね。

アネットもジョディもカッコよく年を重ねていて、二人とも憧れの女優さんです。
二人とも体を張った演技に迫力がありました。
まさしく熟成された演技を堪能致しました。