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Black Cherry
2024/07/10 16:59

「哀れなるものたち」

わたしの2024年上半期のベスト映画は「哀れなるものたち」でしょうか・・!

目に飛び込むものの美しさと、ぞっとするような風刺に圧倒されました。
投身自殺をはかった女性に、その女性が身籠っていた胎児の脳を移植・・
そして胎児の知力で目覚めた女性(ベラと名付けられます)が、心の赴くまま、性と生の探求といえるような旅に出る。
まさにエロ・グロ・ナンセンス😨💦
でありながら、めくるめく新世界を体験させてくれた作品でした
グロテスクな部分はヨルゴス・ランティモス監督の持ち味のひとつですね・・!

ベラを演じたエマ・ストーンは、2度目となる米アカデミー主演女優賞を獲得✨
本作はほかにも衣装デザイン、美術、メイク&ヘア賞も受賞。
ダンカン役のマーク・ラファロ助演男優賞ノミネートにとどまったものの、わたしの中では受賞モノでした
余裕いっぱいの伊達男だったのに、ベラに恋してどんどん落ちていくさまがまさに哀れで見事でした。

哀れなるものたち、それは人間やこの世界のことなのかも・・?
しかしながら、胸がふさがるでもない不思議感は、ほかにないものだと感じます。

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1 件の返信 (新着順)
じょ〜い小川
2024/07/10 18:19

『哀れなるものたち』は『籠の中の乙女』や『ロブスター』などを手掛けたヨルゴス・ランティモス監督らしさ満点でしたね。ストレートなエロに印象的な変な踊りはヨルゴス・ランティモス監督の十八番ですが、それ以上にエマ・ストーンが演じるベラの成長譚として素晴らしかったですね。


Black Cherry
2024/07/10 20:10

じょ〜いさんコメントありがとうございます
そうですね、エログロなどランティモス監督らしさと他にない美の世界満載でしたね✨
実は「ロブスター」「籠の中〜」などかなりニガテなのですが、「女王陛下のお気に入り」のエマとタッグだったので観に行きました
そして大当たりでした!
まさにベラの成長譚である部分が素晴らしいです、作品に光を当てていますね☺️

じょ〜い小川
2024/07/10 21:32

実は『女王陛下のお気に入り』もかなり好きで、マスコミ試写を含めて計6回スクリーンで見ましたね。中世ヨーロッパにアヒルレースや柿ぶつけゲーム(?)などファンキーなシーンが多いし、メイドからの成り上がりというのも好みのタイプの作品で、エンドロールでかかるエルトン・ジョンの曲がまた映画の締めとして見事でしたね。

ヨルゴス・ランティモス監督は作風のクセが強いから万人向けではないから作品によって苦手な作品があるのもやむを得ないですね。

Black Cherry
2024/07/10 22:06

ファンキー😂かもです
6回もみたのですね!スゴい✨
中世ヨーロッパは何気に残酷で、クセ強なランティモス監督の世界にしっくりきていましたね

じょ〜い小川
2024/07/11 01:07

『ロブスター』→近未来
『聖なる鹿殺し』→現代
『女王陛下のお気に入り』→中世ヨーロッパ
と来て、
『哀れなるものたち』でデフォルメさせた近代を描いたというのも面白くあります。
このデフォルメ演出=新解釈演出はバズ・ラーマン監督作品(『ロミオとジュリエット』、『ムーラン・ルージュ』、『華麗なるギャツビー』)や日本なら福田雄一監督(『新解釈・三國志』)などが独自の個性を発揮していますが、
そういった意味では『哀れなるものたち』はヨルゴス・ランティモス監督による見事な新解釈かと思います。

Black Cherry
2024/07/11 08:23

なるほどです✨
映画の世界は自由でもあり、やはり素晴らしいですね!