歴史に刻まれたオープニング・シーン 「恋愛映画」だけど、鮮やかでカラフルな色合い、心に染み入るピアノの音色．．．素晴らしいミュージカル映画。 「ラ・ラ・ランド」 （２０１６年・アメリカ映画、１２８分）　　　　　　　　　　　　　　　監督：デイミアン・チャゼル  敬愛なるシネマニスト「飛べない魔女」さんは、Ｄ

オスカー助演男優賞最有力『リアル・ペイン～心の旅～』 『ソーシャル・ネットワーク』や『ゾンビランド』のジェシー・アイゼンバーグが監督、脚本、主演を兼ねた作品。プロデューサーにはエマ・ストーンの名前もあります。2022年の監督デビュー作『僕らの世界が交わるまで』も秀作ですが、今回も良質なロードムービーとなっていました。80年の時が経ちましたがやはりユダヤ

不穏、不条理、奇抜、不可解に満ち溢れたヨルゴス・ランティモス監督の3つのラビリンス『憐れみの3章』 ■憐れみの3章（c）2024 20th Century Studios. All Rights Reserved.〈作品データ〉『ロブスター』や『女王陛下のお気に入り』、『あわれなるものたち』を手掛けたヨルゴス・ランティモス監督最新作は3つの異なるストーリーを展開するオムニバス形式の不条理ドラマ。建

今のヨルゴス・ランティモス監督は誰も止められない『憐れみの3章』 映画祭に出せば必ずと言っていいほど、何かしらの賞を受賞し。公開されればアート作品としては十分なほどのヒットを記録しと。目下だれも止められない感のあるヨルゴス・ランティモス監督最新作。かなり癖のある内容の中編3本のアンソロージーなんて、普通なら通りそうもない企画ですが、監督の実績と勢い、そして集結する

【蔵出しレビュー】ヨルゴス・ランティモス監督による不穏とやや変態染みた異世界の中世イギリス『女王陛下のお気に入り』 ※9月27日から公開のヨルゴス・ランティモス監督最新作『憐れみの3章』にあわせて、ヨルゴス・ランティモス監督の過去作品のレビューをUPしました。尚、文章は公開当時のものを一部加筆・訂正したものです。■女王陛下のお気に入り《作品データ》『ロブスター』や『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・

即答！オススメ音楽映画 みなさん、こんにちは！じょ〜い小川です。お題が出たら、なる早でやる男。それが、じょ〜い小川です。さて、今回のお題は私のオススメ音楽映画。いやー、笑いが止まらなかった。なぜなら得意ジャンルの一つだから。元々、名作とする条件の一つとして、ボクは音楽が素晴らしいことを項目の一つにしている。中には音楽がそれ

「哀れなるものたち」 わたしの2024年上半期のベスト映画は「哀れなるものたち」でしょうか・・！目に飛び込むものの美しさと、ぞっとするような風刺に圧倒されました。投身自殺をはかった女性に、その女性が身籠っていた胎児の脳を移植・・そして胎児の知力で目覚めた女性（ベラと名付けられます）が、心の赴くまま、性と生の探求といえるよ

倫理や道徳、良識を破壊する女性の成長譚『哀れなるものたち』 〈作品データ〉『ロブスター』や『女王陛下のお気に入り』を手掛けたヨルゴス・ランティモス監督の新作は1992年に発表されたアラスター・グレイの小説を下にしたSFブラックコメディ映画。外科医のゴドウィン・バクスター博士は川に身投げした女性を脳の手術により蘇生させ、ベラと名付け娘のように育てる。ある日、外

『哀れなるものたち』特集 第96回アカデミー賞に11部門もノミネートされ話題になっている『哀れなるものたち』。すでに多くのシネマニストさんがコラムを執筆しているので、ご紹介します！奥が深く難解と言われる監督なので、今回もあらすじを読んだ時点では世界観も掴みづらかった方も多いと思います🤔本編を観てからも難しいと感じる方も少なく

難解だけど見終わった後誰かと語りたくなる映画　～哀れなるものたち～　 昨日観てきました！🎬哀れなるものたち　（Ｒ18+）原題：Poor Things、142分2024年第96回アカデミー賞では作品賞を含む11部門にノミネート。一言で言うと。。「なんか凄いものを見せられた」という感じです。（c）2023 20th Century Studios. All Rights